* 花の安曇野めぐり －６－ 魔法使いのような風が・・ 桜（さくらまい）舞。

　


























　

　　　　　　　　　魔法使いのような

　　　　　　　　　あたたかな風が　ふわぁ～と吹いて

　　　　　　　　　さくらの蕾を

　　　　　　　　　一瞬で　開かせてしまいました。

　　　　　　　　　さちは　とっても　しあわせです。

　　　　　　　　　ずーと待っていた　さくらに　また　逢えました。

　　　　　　　　　遠くから　聞こえていた　桜便り

　　　　　　　　　今　ようやく　私から　お届けすることができます。

　　　　　　　　　桜にたくさんの言葉はいりません。

　　　　　　　　　人それぞれに　そして　私は私の想いの中で　静かに感じるだけ。

　　　　　　　　　今　ここにいられる幸せに心から感謝して。

　　　　　　　　　　　　　　 　　　桜　 さくらまい 　舞　　

　　　　　　　　　かすみか　雲か　匂いぞ　いずる

　　　　　　　　　　　　　　ああ　さくら　さくら

　　　　　　　　　　　　　　　　　 桜　舞

　　 　　　　　熱き胸　躍らせて　恋人 あなた の もとへ

　　 　　　　　　　　　　　 ひととき　夢の中

　　 　　　　　　　　　　 ひとひら　恋　ひらら

　 　　　　　　　　　　少女の髪に　舞い降りる

　　　　　　　　　　　目覚めて流る　ひとすじ涙

　　　　　　　　　　　　　　ひととき　夢の中

　　　　　　　　　　　　　ひとひら　恋　ひらら

　　　　　　　　舞い散る　舞い散る　黒髪に　はらり

　　　　　この恋は美しすぎて　はかない恋と知ってか　桜

　　　　　　この恋は美しすぎて　危うい恋と知ってか　桜

　　　　　　　　　　　　　さくら　さくら　桜 舞

　　　　　　　　　　　　　　　時よ　止まって

　　　　　　　　　　　　　　静かに　止まって

　　　　　　　　　このまま　このまま　夢に酔わせて

　　　　　　　　　仄 ほの 紅色よ　永遠 とわ に　永遠に

　　　　　　　　　　　　祈り　祈りつ　くちづける

　　　　　　　　ああ　さくら　さくら　舞い散る　舞い散る

　　　　　　　　　　　　　　　　桜 　さくらまい　舞

　　　　　　　　　　　　　　　　　* *　水千草 ・・ 作品集 ・・ より　* *

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　* 詩・曲　水千草 *

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