2009/03/01

♪ もの凄い臨場感・・・ ドキュメンタリー 「冬山のうた」













  






 冬 山 の う た 

     作詞 たかぎかずお  作曲 黒木惇而



前も後も左も右も 何も見えない白い闇
山の天気は気まぐれものよ 襲う吹雪のすさまじさ      


まるで体を吹き突きぬける 寒さ骨まで凍らせる
ここで動いちゃスタミナ失くす じっとこらえてうずくまれ


迫る睡魔が生死を分ける 怖い冬山冬登山
眠くなっても眠っちゃならぬ 君にゃあの娘が待っている


止んだ吹雪に蘇生のおもい 雪をラッセルして進む
目指す山小屋あとひと息だ みんな元気でついて来い







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青柳常夫さんの山の歌は、一曲一曲がどれも全部ドラマなのですが

中でもこの 「冬山のうた」 の、迫力ある臨場感は本当に物凄いんです。



     
私みたいに冬山なんて全然知らない者でさえ

こうして詩を見ただけで

生死の境に身を置く怖さをひしひしと感じます。

その猛り狂うすさまじい吹雪を想像しただけで凍えて気が遠くなりそうです。 




こういう声を・・・ 地を這うような声・・・ と いうんでしょうか・・・




その大地を揺るがすような響きのある低音で

その場のギリギリの状況を説明するように

ドキュメンタリーのナレーションさながら 
    

いいえ・・・ その何十倍もの迫力と現実感で・・・ 



どう説明したらわかっていただけるようにお伝えできるのでしょう・・・  




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ここで動いちゃスタミナ失くす じっとこらえてうずくまれ

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このフレーズ・・・  たったこれだけの詩・・・



地を這うような低い声なのに・・・ 

それでいてあたたかく・・・

生死の境目でわずかに残る気力を奮い立たせようと

優しく包み込むように語りかけながら説得しているようです。



この歌は・・・

ボリュームをいっぱいにあげて聴いてみていただきたい歌なんです。




この臨場感あふれるドキュメンタリーのような 「冬山のうた」 は

日本の音楽の財産といっても決して言い過ぎではないと私は思っています。


     

   
多分、、、、、 今まで、、、、、 

歌を、、、、、 こんな風に、、、、、 聴いたことはないと思います。 



青柳常夫さんをご存知ない方は、、、  ついこの間までの私のように。
   




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歯がゆいですね。 

ほんとに歯がゆい。  あぁ~ ハガユイ・・・



ワタシ・・・ 評論家さんじゃないです。 
 
回し者じゃないです ^^



一度もお目にかかったこともありませんもの・・・ 

わかってくださいね ^^  信じてくださいますか ^^



青柳常夫さんの一ファンです。 

幾つも山を越えたずーと遠くから聴いている ・・・






ほんとに・・・ こうして遠くから聴いているのが好きなんです。








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