2009/04/04
* 青柳常夫さんの七不思議 * ― 7 ― 吟遊詩人。
吟遊詩人
写真・・Wikipedia・・より
(青柳常夫さんではありません^^)
花を摘み摘み山から山へ 歌いくらして夜露にぬれる・・・
李香蘭さんの 「サヨンの歌」 に 唄われている大好きな情景です。
中世ヨーロッパの 「吟遊詩人」
その 本来の姿とは全然ちがうのですが
青柳常夫さんの音楽の歩みを見ていると どこか イメージが重なってきます。
テレビやラジオのようなマスメディアによって誰の耳にでも届く歌・・・
私も歌はそういうものだと思ってきましたけれど
でも なぜか いつも どこかで違和感がありました。
そういう歌に気持ちが揺れ動くことがなくなって
私は 自分が 歌を嫌いになってしまったのだと思い込んでいました。
歌がない・・・ これは想像以上に辛いことです。
あって当たり前な時には考えもしなかったのですが・・・
いつの間にか だんだん歌からはなれて行った・・・
今にして思えば 私は そんな感じだったような気がします。
むかし好きだった歌が私の歌・・・ 80歳のおばあちゃんです^^
そんな感じが大好きですけど 30代半ばではちょっとかわいそうでした^^
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青柳常夫さんに感じる・・・ 「吟遊詩人」 の 面影・・・
日本には根付くことのなかった音楽のスタイル。
ストリートミュージシャンは若い人だけの世界。
年を取るから唄える歌がいっぱいあるのに・・・
年を重ねなければ唄えない歌がいっぱいあるはずなのに・・・
年老いた人たちが・・・
公園で・・・ 木陰で・・・ 街角で・・・
人生を・・・ 想いを・・・ 歌にこめて・・・
尊厳を持った・・・ 普通の人として・・・ 当たり前に・・・ 唄える国・・・
「吟遊詩人」 が そこかしこにいる国・・・ そんな素敵な国・・・
そんな中で育つ・・・
豊かな感性の子供たち・・・
のびやかで生き生きした子供たち・・・
そういう土壌が育たない国・・・
いつになっても・・・ 心のさびしい国・・・ そんな気がします。
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花を摘み摘み山から山へ 歌いくらして夜露にぬれる・・・
歌いくらして夜露にぬれる・・・
歌いくらして年老いてゆく・・・
夜露にぬれる・・・
年老いてゆく・・・
「吟遊詩人」
歌を唄う ひとりの男の人の ロマンあふれる人生・・・
決して甘くはないからこそ・・・
だからこそ・・・ 唄い続ける意味がある・・・ 訴える力がある・・・
もの哀しさを秘めて・・・ 「吟遊詩人」
でも・・・ ものすごく うらやましい人生 長い年月。
やっぱり・・・ 不思議な方・・・ 青柳常夫さん・・・ 次から次へと湧いてくる・・・ 七不思議^^
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