2009/05/14
* 壮観!! 穂高神社「大遷宮祭」 と 「日本一の人形祭り」 -2-
-竹取物語- かぐや姫 月に帰る。
八月、 十五夜 、月が昇ると、
かぐや姫を守っていた警護の武士たちは眩い光に目がくらんでしまいます。
その中に現れた月からの使者に迎えられ、かぐや姫は泣く泣く月に帰って行きました。
おじいさんとおばあさんの表情は、悲しみを内に秘めて、
大切に育てたひとり娘をお嫁に出すような複雑な心境そのもの。
嘆き悲しむ村人の姿・・・
月からお迎えの使者のちょっと冷たい美しさ・・・
かぐや姫のお話のクライマックスのシーンが、
すばらしい想像力を駆使して、この舞台に再現されています。
-魏石ぎしき 八面大王の伝説 鬼退治の場-
将軍 坂上田村麻呂に成敗される八面大王・・・ 鬼賊、、、悪人説。
全国統一を目指す中央政権に敢然と立ち向かう八面大王・・・ 首領、、、善人説。
伝説でもあり、民話でもあり、史実であるとも云われる 「魏石 八面大王」。
諸説飛び交うこのお話は、安曇野で最も親しまれている伝説です。
権力側から見れば、
首領としてその地を治め、重税に苦しむ住民を守ろうとする者は、悪人・・・
民衆の側から見れば、自分たちを守ってくれる信頼のおける首領は、救世主・・・
どちらの顔を持っていたとしても、「八面大王」 は、いつの時代も安曇野一の英雄でした。
お話として面白いのは、
やっぱり、鬼を退治するという、絵になりやすい設定の方なんでしょうね。
それはともかく、、、
この舞台のお人形は本当に素晴らしく、たっぷり楽しませていただきました。
実は、「魏石 八面大王」 が、
実在の人物だったのだろうと言われているのには根拠があるのです。
安曇野のあちこちや
松本市に点在する地名がその事実を物語っているといわれています。
大王の魔力があまりにも強力だったために、
将軍は、大王が蘇ることを恐れ、
遺体をバラバラにしてそれぞれ別の場所に埋めたというのです。
その首を埋めたのが松本の 「首塚」
足を埋めたのが有明の 「立足たてあし」 耳は有明の 「耳塚」。
「魏石 八面大王」 のことは、検索にもたくさん載っています。
もっと詳しく知りたい方は、調べてみるとおもしろいと思います。
「穂高神社 大遷宮祭」 と 「穂高人形まつり」・・・
ご紹介しきれない舞台がまだまだたくさんあります。
お祭りは、5月17日(日)まで開催されています。
機会がありましたらぜひ・・・ 次回は20年後になりますので^^
でも・・・
七年に一度の 「遷宮祭」 も 「人形まつり」 は 同じ規模で行われますので ぜひ^^
このお人形たちをもっと見たい方は、こちらの穂高神社HPでお楽しみくださいませ。
-お祭り好きの太閤秀吉が広めた醍醐の花見- とっても美しいお人形です。
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