2009/07/08

* ・・・去って行く人。

  
  




    ぽぷら・・・  ぎんなん・・・  もみじ・・・



    三兄妹のこの子たちがいたのは
    おととしの夏の終わりから半年くらいの間。


    私の家の裏庭には、
    次から次へと猫ちゃんたちがやって来るの。


    二年もいることはなくて、いつの間にか顔ぶれは変わっている。
    ある日を境にパッタリということもしょっちゅうなの。


    裏庭ねこちゃんはそういうもの・・・


    はじめは寂しくて寂しくて仕方がなかった・・・
    でも、ずーーーっとそれを見て来てわかったの。



    この子たちは・・・ 去って行くんじゃなくて・・・ 私を卒業して行くんだって・・・




    私を必要としている時、ここに来て・・・
    そして・・・
    私が必要じゃなくなって去って行く時は・・・ 私を卒業して行くんだって・・・


    本当にそうなのかは分からないけれど・・・
    そう思えるようになって私はずい分救われた気がするの。





    こんな人嫌いな私にも過去に多くの人が関わってきてくれた。
    どうしてこんな私に?? と 思うほど次々と・・・


    けれど自然に遠のいて行く・・・ 残っているのは数人だけ。


    きっと私から吸収できるものを吸収したら・・・ 私はもう要らない。
    その人たちは・・・ 私を卒業したんだと思う。


    またその逆もあって・・・
    私も多くの人を卒業させて貰っているような気がする。




    人が去って行くって・・・ そういうことなんじゃないのかしら・・・


    私を要らなくなる・・・ 卒業して行く・・・ 悪くはないんじゃないのかしら・・・

    







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