2009/07/01

♪~ 李香蘭 「サヨンの歌」  *親は雲やら霧じゃやら・・・

  
  

   李香蘭さん、本当に美しいですね。
   時代に翻弄され・・ 国籍に翻弄され・・ この神秘を秘めた美しさに翻弄され・・・

   今、ご自分の人生をどのように思われていらっしゃるのでしょう。。。
   語っても語っても・・・ 真実にはほど遠く・・・  語れば語るほど・・・ 真実は闇の中。   
 






     サ ヨ ン の 歌 

         作詞 西条八十  作曲 古賀政男



     花を摘み摘み山から山を 歌いくらして夜露にぬれる


     わたしゃ気ままな 蕃社
(ばんしゃ)の娘  親は雲やら霧じゃやら  ハイホー ハイホー



     谷のながれが化粧の鏡 森の小枝がみどりの櫛
(くし)

     わたしゃ朗らか 蕃社の娘 花の冠でひと踊り  ハイホー ハイホー




     月の夜更けの杵唄きいて なぜに涙よ ほろほろ落ちる


     わたしゃ年ごろ 蕃社の娘 深山育ちの紅い花  ハイホー ハイホー




     紅の桧
(ひのき)に黒髪寄せて とおく眺める浮世の灯り

     啼くな可恋鳥
(かれん) お前が啼けば 山の蕃社に霧がくる  ハイホー ハイホー





     浪漫あふれる素晴らしい歌詞。。。
  
     ほろっと哀愁を滲ませ・・・  突き抜けておおらか・・・  大陸を感じさせる情景。
  





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     ずーと気になっていて、、、
     読み返してみたら、3月28日に書いた記事でした。




     台湾に実在した、
     サヨンという少女をモデルに作られた歌ということでした。

           

     いつも・・  ちまちま ちまちま・・・
     どうでもいいことばかり考えてる私・・・


   
  そんな私が憧れるのは・・ この歌のような突き抜けた世界。





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     この詩の凄さ、、、



     それは 浮き世離れした 突き抜けた おおらかさ、、、

     そして ほろっと滲ませる 哀愁、、、

     少女の、、、 森の妖精の、、、 胸に秘めた想い、、、




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     蕃社の娘は・・  森の妖精・・・

     森は・・  大陸を被っている原始の森・・・  そんな情景が浮かんでくるの。




     そして・・

     この詩を・・

     そんな設定に置き換えてイメージしてみると・・・

     「長編の小説」 か 「名作映画」 に 思えてくるの。。。  本当に素晴らしい。。。




     一言一句の無駄もなく、、、

     どのフレーズにも、したたるような瑞々しい詩情があり、、、

     イメージを無限に広げることができる、、、  

     こんな繊細な詩を書けるのは日本人しかいない、、、 そんな気がして仕方がないの。

     西条八十さんの見ていた世界に行ってみたい、、、 その中に入ってみたい、、、







     
親は雲やら霧じゃやら・・・  親は雲やら霧じゃやら・・・  いいな・・・  大好き。。。   






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       繻子院縷縷文庫 森羅 作品集







2 件のコメント:

  1. 私も「サヨンの歌」は大好きです。
    こんな美しい歌ないくらいです。

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  2. 9月30日、、
    ああーー すみません、、
    コメントいただいていたんですね。
    2ヶ月近くも気づかなくて、、

    「サヨンの歌」をご存知の方がいらっしゃるだけでも
    本当にうれしいです。
    私がこの歌を知ったのは十数年前なのですが
    それから今までいつも心の片隅にいてくれる歌なんです。
    李香蘭さんの歌はどの歌も心が洗われる美しい詩・・・
    忘れ去られてしまうのが寂しいです。

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