2009/03/31
* 青柳常夫さんの七不思議 * ― 3 ― はかなく美しい歌・・・
ステージ 舞台 それは はかないもの はかないからこそ美しいもの・・・
喝采を浴び・・・ 拍手につつまれ・・・ 高揚感に満たされ・・・ 至福のとき・・・ 舞台。
そこは満開の桜の園・・・ いつまでも続いてほしいお祭り・・・ 幕は下りる・・・ すてきな思い出を残して・・・
そういう世界に住んでいない私には本当にわからないのだけれど
燃焼し尽くせればそれで十分・・・ もう・・・ それで十分と思えるものなのかしら。
そうあってほしい気持ち・・・ と・・・
なんらかの形で残してほしい気持ち・・・ が・・・ 入り混じり 私は ちょっと複雑。
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青柳常夫さんはステージで活躍されていた方。
何百回 ・ 何千回ものステージに立たれた方だと思います。
CDが少ないのもそういう世界で生きていらした方だからだと思います。
私の中の・・・ 青柳常夫さん七不思議の一番の謎^^ 無欲^^
誤解を招きそうな言葉を・・・ あえて・・・
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「この人の歌にはどこにも ・・媚び・・ がないよね。」
これはたまたま青柳常夫さんのCDを一緒に聴いていた人から出た言葉でした。
真理をついた言葉に私はハッとしました。
どこかで・・・ まだ・・・ もやもやしていた何かがそのひとつの言葉で弾けた感じでした。
そのもやもやは・・・ 全く違う歌の世界に生きていた李香蘭さんの歌にも感じていたものでした。
青柳常夫さんの歌の・・・ この純粋さ・・・ その謎・・・ その重要な要素のひとつが解けた気がします。
無欲・・・ 青柳常夫さんが本当にそうなのかどうかはわかりません^^
でも・・・ この歌を聴きはじめてから私がずーと不思議に思っていたそのことは
この・・・ 媚びのなさだったのかも知れないと思うとすべて納得がいくのです。
それは・・・ 歌のうまさ・・・ 恵まれた才能・・・
そういうものよりずっとずっと・・・ もっと奥にある備わったもの・・・ 資質。
私ひとりで聴いていてはいけない・・・
私には・・・ わかっていないことがたくさんある・・・ そう思いました。
長年音楽に関わって生きてきたその人の確かな感性・・・ 間違ってはいないと思います。
さちの一人相撲・・・ そうでもないとわかって・・・ 何だかうれしくなりました。
歌は・・・ 永遠に・・・ はかなく美しいもの・・・
胸の奥に響く歌・・・ それは・・・ 媚びがないからこそなのかも知れません。
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