2009/03/31
* 青柳常夫さんの七不思議 * ― 3 ― はかなく美しい歌・・・
ステージ 舞台 それは はかないもの はかないからこそ美しいもの・・・
喝采を浴び・・・ 拍手につつまれ・・・ 高揚感に満たされ・・・ 至福のとき・・・ 舞台。
そこは満開の桜の園・・・ いつまでも続いてほしいお祭り・・・ 幕は下りる・・・ すてきな思い出を残して・・・
そういう世界に住んでいない私には本当にわからないのだけれど
燃焼し尽くせればそれで十分・・・ もう・・・ それで十分と思えるものなのかしら。
そうあってほしい気持ち・・・ と・・・
なんらかの形で残してほしい気持ち・・・ が・・・ 入り混じり 私は ちょっと複雑。
----------------------------------
青柳常夫さんはステージで活躍されていた方。
何百回 ・ 何千回ものステージに立たれた方だと思います。
CDが少ないのもそういう世界で生きていらした方だからだと思います。
私の中の・・・ 青柳常夫さん七不思議の一番の謎^^ 無欲^^
誤解を招きそうな言葉を・・・ あえて・・・
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「この人の歌にはどこにも ・・媚び・・ がないよね。」
これはたまたま青柳常夫さんのCDを一緒に聴いていた人から出た言葉でした。
真理をついた言葉に私はハッとしました。
どこかで・・・ まだ・・・ もやもやしていた何かがそのひとつの言葉で弾けた感じでした。
そのもやもやは・・・ 全く違う歌の世界に生きていた李香蘭さんの歌にも感じていたものでした。
青柳常夫さんの歌の・・・ この純粋さ・・・ その謎・・・ その重要な要素のひとつが解けた気がします。
無欲・・・ 青柳常夫さんが本当にそうなのかどうかはわかりません^^
でも・・・ この歌を聴きはじめてから私がずーと不思議に思っていたそのことは
この・・・ 媚びのなさだったのかも知れないと思うとすべて納得がいくのです。
それは・・・ 歌のうまさ・・・ 恵まれた才能・・・
そういうものよりずっとずっと・・・ もっと奥にある備わったもの・・・ 資質。
私ひとりで聴いていてはいけない・・・
私には・・・ わかっていないことがたくさんある・・・ そう思いました。
長年音楽に関わって生きてきたその人の確かな感性・・・ 間違ってはいないと思います。
さちの一人相撲・・・ そうでもないとわかって・・・ 何だかうれしくなりました。
歌は・・・ 永遠に・・・ はかなく美しいもの・・・
胸の奥に響く歌・・・ それは・・・ 媚びがないからこそなのかも知れません。
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2009/03/30
* 青柳常夫さんの七不思議 * ― 2 ― あっぱれ^^ ふたつの歌
もう~ ずるいです^^ この ふたつの歌^^
「風 の 歌」 と 「山 の 宿 に て」
「山の宿にて」・・・
もう・・・ この歌のことは・・・ さちに・・・ なにを言ってもだめ^^
白でも黒でも・・・ 黄色でも赤でも・・・ なんでもかんでも・・・ 青^^ 信号無視^^
お話にならない^^
でも・・・
「風の歌」 に ついては ダイジョウブ!! だと オモウ・・・ /・・)?
ホント これは 完璧な歌。 これこそが歌。
大丈夫^^ 自信を持って^^ 言い切れます^^
青柳常夫さんの 最高傑作 かも 知れません。
なんて・・・ もっともっと すごい歌も いっぱいあるのかも。
なんてったって・・・ 34/1000 豆粒くらいしか 聴いてない さち だから。
本当にこんなにすばらしい歌ってなかなかないと思っています。 私。
もっともっと大勢の方に聴いていただきたいとホントに・・・ 本当にそう思います。
山の歌ならではの ダイナミックで おおらかな すばらしい歌です^^
うれしくて うれしくて 青柳常夫さん 大好き×100 みたいな歌です^^
青柳常夫さん こんなすばらしい歌を唄ってくださって 本当に 感謝。 感謝。 感謝です^^
あなたの心にも 3000メートルの 山岳の稜線を渡る
真っ青に澄み切った大空からの おおらかで たくましい風が 吹き渡りますよ~~~
それにしても この 哀愁を帯びた詩を こんな風に唄えるものかしら・・・ 謎・・・
風 の 歌
作詞 森川 寛 ・ 黒木惇而 作曲 黒木惇而
山の風が歌ってる 山の男のロマンスを
恋に破れて泣けたって 忘れはしない 稜線の風
山の風がささやくよ あの娘(こ)に にてる 岩ぎきょう
未練 涙が霧になり はるかにかすむ 稜線の風
山の風が呼んでいる 残雪まぶし あのカール
又の逢う日を 胸に秘め 忘れはしない 稜線の風
山 の 宿 に て
作詞 藤波芙蓉 作曲 黒木惇而
たらの芽の天麩羅で 地酒を飲めば
小楢(こなら)の芽吹きを 風が渡るよ
ああ ひとり旅 山の宿 遠い日のおもかげ匂う
呼びもどす 呼びもどす すべはなけれど
くまげらが樹を叩く こだまが響く
硝子戸あければ 峪(たに)の せせらぎ
ああ ひとり旅 山の宿 流れくる夕笛淡く
さすらいの さすらいの 胸を揺するよ
朧ろ月こぼれくる 湯舟にもたれ
鼻唄うたえば 揺れる湯けむり
ああ ひとり旅 山の宿 涯(はて)遠き 望みと知れど
ただ熱く ただ熱く 夢を追うなり
この対照的なふたつの歌・・・ どちらもすばらしい歌です。 ですが・・・
このふたつの歌・・・ ずるい・・・ ん・・・ です^^ とっても^^
この ふたつの歌・・・
「 青柳常夫 山のうた -べスト20- 」 の CDで 19番目と20番目に入っています。
19番目が 「風の歌」 20番目が 「山の宿にて」
この曲の順番が・・・ 私の謎???
これは・・・ さちを・・・ 泣かせる・・・ 緻密な戦略なんでしょうか・・・
だったら・・・ う~ん・・・ ニクイというか・・・ う~ん・・・ あっぱれ^^
多分・・・ これが・・・ 余計・・・ 私に効いているような・・・ 不思議な感じ・・・
計算どおりだよ~~~ プロだからね~~~ って プロって ずるいな~~~~~ でも ゆるす^^
♪未練 涙が霧になり はるかにかすむ 稜線の風・・・ いいですね~~~~~ 大好き^^
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2009/03/29
* 青柳常夫さんの七不思議 * ― 1 ― 歌・・ひとつ・・謎・・
ある日の日記より・・・
さちはどうしたと聞かれたら
真夏に甘い香りにむせかえる
葛の森に行ってごらん・・・ 青柳常夫さんの山の歌を抱いて
しあわせそうな顔で眠っているよ。
。
。
。
。
。
ほんとはこれがすべて・・・
ほかには何もいらなかったんだ ^^
何がこうさせているのかホントは今もよくわからない。
釣船草愛歌・・・ 風の歌・・・ 信濃の友・・・
冬山のうた・・・ 阿寒の山よ・・・ 吾妻小富士・・・ 山の男に恋をしろ・・・ ・・・ ・・・
どの歌も・・・ どの歌も・・・ 大好き!!
でも・・・ 歌・・ひとつ って・・・ 思った時・・・
私は・・・ あの日の・・・ 「山の宿にて」 ・・・ に・・・ 戻ってゆく。
------------------------------------
ダメなの・・・
どうしても・・・
何百回聴いても・・・ 涙が出てしまう・・・ もう治らない病気かも^^
ぼろぼろぼろぼろ涙があふれてくる日が今もある・・・
私の胸の奥の奥に何があるのだろう・・・ どこが揺すられているのだろう・・・
涙のもとはなんだろう・・・ 不思議で不思議で・・・ のぞいてみたい^^
もう何にもいらない・・・
仕事も お金も 食べるものも 着るものも 何にもほしくない・・・ なんて幸せな人・・・
でも・・・ 神さまは・・・ 私がそこに行くことを・・・ まだ・・・ ゆるしてはくださらないみたい・・・
-----------------------------
精神がぎりぎりまで行き詰まっていく・・・
心があたたまることを拒否している・・・
そんな感覚が10代のころからずーとあって苦しかった。
日常の会話はあいさつくらいしか交わしたくなかった・・・
自分だけの世界にいるのが一番安心・・・
だから・・・ 今・・・ ひきこもりの人の気持ちはとてもよくわかる。
人と言葉を交わすのが辛くて・・・
でも・・・ 仕事は好きで一生懸命やった・・・ 人と関わらない仕事ばかり探したけれど・・・
もう決定的な何かに出会うことはない・・・
私自身が人に何も求めていないんだもの・・・
人から離れて山の中で植物のように生きていたいと本気で思っていた。
木や花と話すのが一番楽しかった・・・ 裏庭に来る猫ちゃんたちが救いになった・・・
そして・・・ あの日・・・ ひとつの歌との出会い・・・ なぜ・・・ 誰が・・・ 謎・・・
はかな言葉の野原にて・・・ 封印していた数々の詩をまとめはじめました。
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。
。
。
。
。
ほんとはこれがすべて・・・
ほかには何もいらなかったんだ ^^
何がこうさせているのかホントは今もよくわからない。
釣船草愛歌・・・ 風の歌・・・ 信濃の友・・・
冬山のうた・・・ 阿寒の山よ・・・ 吾妻小富士・・・ 山の男に恋をしろ・・・ ・・・ ・・・
どの歌も・・・ どの歌も・・・ 大好き!!
でも・・・ 歌・・ひとつ って・・・ 思った時・・・
私は・・・ あの日の・・・ 「山の宿にて」 ・・・ に・・・ 戻ってゆく。
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ダメなの・・・
どうしても・・・
何百回聴いても・・・ 涙が出てしまう・・・ もう治らない病気かも^^
ぼろぼろぼろぼろ涙があふれてくる日が今もある・・・
私の胸の奥の奥に何があるのだろう・・・ どこが揺すられているのだろう・・・
涙のもとはなんだろう・・・ 不思議で不思議で・・・ のぞいてみたい^^
もう何にもいらない・・・
仕事も お金も 食べるものも 着るものも 何にもほしくない・・・ なんて幸せな人・・・
でも・・・ 神さまは・・・ 私がそこに行くことを・・・ まだ・・・ ゆるしてはくださらないみたい・・・
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精神がぎりぎりまで行き詰まっていく・・・
心があたたまることを拒否している・・・
そんな感覚が10代のころからずーとあって苦しかった。
日常の会話はあいさつくらいしか交わしたくなかった・・・
自分だけの世界にいるのが一番安心・・・
だから・・・ 今・・・ ひきこもりの人の気持ちはとてもよくわかる。
人と言葉を交わすのが辛くて・・・
でも・・・ 仕事は好きで一生懸命やった・・・ 人と関わらない仕事ばかり探したけれど・・・
もう決定的な何かに出会うことはない・・・
私自身が人に何も求めていないんだもの・・・
人から離れて山の中で植物のように生きていたいと本気で思っていた。
木や花と話すのが一番楽しかった・・・ 裏庭に来る猫ちゃんたちが救いになった・・・
そして・・・ あの日・・・ ひとつの歌との出会い・・・ なぜ・・・ 誰が・・・ 謎・・・
はかな言葉の野原にて・・・ 封印していた数々の詩をまとめはじめました。
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2009/03/28
* 歌に浪漫があった時代 ― 5 ― 李香蘭 サヨンという少女
歌詞集より
ほんとにきれい・・・
李香蘭・・・
どんなに見ていても見飽きることがありません。
いつの間にかここ李香蘭さんの写真館になってますね^^
このシリーズは・・・
とりあえず今日が最終回ということで私の大好きな 「サヨンの歌」 をご紹介いたします。
この 「サヨンの歌」 も
西條八十 作詞 古賀政男 作曲 なのですが この詩が私は大好きなんです。
あんな悲劇が起こる前の・・・ 山の少女サヨンを・・・ 唄っているのかしら・・・
サ ヨ ン の 歌
作詞 西条八十 作曲 古賀政男
花を摘み摘み山から山を 歌いくらして夜露にぬれる
わたしゃ気ままな 蕃社(ばんしゃ)の娘 親は雲やら霧じゃやら ハイホー ハイホー
谷のながれが化粧の鏡 森の小枝がみどりの櫛(くし)よ
わたしゃ朗らか 蕃社の娘 花の冠でひと踊り ハイホー ハイホー
月の夜更けの杵唄きいて なぜに涙よ ほろほろ落ちる
わたしゃ年ごろ 蕃社の娘 深山育ちの紅い花 ハイホー ハイホー
紅の桧(ひのき)に黒髪寄せて とおく眺める浮世の灯り
啼くな可恋鳥 (かれん) お前が啼けば 山の蕃社に霧がくる ハイホー ハイホー
浪漫あふれる詩ね^^ そんな中にほろっと哀愁を滲ませ・・・ 突き抜けておおらか・・・
-----------------------------------------------
サヨンという少女は台湾に実在した人で
その悲劇の遭難事故の美談が 映画 「サヨンの鐘」 に なったということです。
そのサヨンをモデルに作られた歌が
「サヨンの鐘」 と 「サヨンの歌」 です。
映画 「サヨンの鐘」 の 主題歌に・・・
なぜ 「サヨンの鐘」 の 歌が使われなかったのか・・・ こちらの詩の方がよりリアルなのに・・・
なぜ 「サヨンの歌」 が 起用されたのか・・・
そのいきさつは時代背景も絡んで複雑で
読んでみると当時の歌謡曲の事情なども垣間見えてきます。
先日書いた時点では私もこのことは知りませんでした。
詳しくは 「サヨンの鐘」 で 検索してみていただければと思います。
「サヨンの鐘」・・・
私・・・ この事情を先に知ってからこの歌詞を読んでみれば良かった。
そうすると・・・ この淡々とした歌い方の意味もわかるような気がします。
やっぱり古賀政男さん・・・ すごい方だったんだと改めて思います。
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「サヨンの歌」
まるで・・・ 突き抜けたような・・・ 大陸のおおらかさ・・・ とってもすてきな詩。
こんなおおらかな歌があった時代・・・
歌の背景を考えると決していい時代ではなかったのでしょうけれど
心の中には・・・ 歌が・・・ 浪漫が・・・ いっぱいあふれていた。
どんなに制約された時代でも・・・
人々の歌を想う気持ちを押さえつけることはできなかったんでしょうね。
そんな厳しい状況の中で・・・
すてきな歌をたくさん残してくださった・・・
才能あふれる方々にお礼の拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
本当にすばらしい詩・・・ すばらしい曲・・・ すばらしい歌・・・ 消えて行ってしまうのでしょうか。
70年経っても誰かの心に残っている・・・ それはそれで・・・ 凄いことだとは思いつつも寂しいです。
もう決して生まれることのない歌・・・ せめて誰かの心の中で生きていてほしいと願うばかりです。
昭和初期・・・ 李香蘭・・・ の・・・ あの時代・・・ (幕・・・
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2009/03/27
* 歌に浪漫があった時代 ― 4 ― 李香蘭 懐かしのタンゴ
歌詞集より
懐 か し の タ ン ゴ
なんてチャーミングな歌なんでしょう^^
李香蘭・・・
哀愁を帯びた歌が多い中で
この歌だけはとてもチャーミングでかわいらしい歌。
昔どこかで聴いたかな・・・
私にはそんな感じの歌なのですが・・・
この歌が大好きという方もきっとたくさんいらっしゃるのではないかしら。
こんなおしゃれな会話ができる・・・ 彼女はいくつで彼はいくつ?
大人びたフリしてるけど・・・ きっと二人は・・・ 19 か 20、、、^^
貿易商の父を持つハイカラな家のお坊ちゃん・・・
ハイネの詩なんか読みすぎて夢見ごこちなお嬢さん・・・
それとも・・・
彼は夢見る軍人さんの卵・・・ 彼女が貿易商のお嬢さん・・・
すてきな恋に憧れる彼と彼女はダンスパーティーで出会って意気投合・・・
こっそり抜け出して・・・ 恋の花咲くキャバレーへ・・・
そんな小説あったかな~~~
なんて想像しながら聴いてみる・・・ かわいい二人に幸あれ・・・ ね^^
懐 か し の タ ン ゴ
作詞 佐伯孝夫 作曲 服部良一
赤いネオンに小ぬか雨 やさしく降ってる夜でした
水玉模様のマフラーした 彼とタンゴ ひとおどり
彼は私を抱き寄せて 「今夜も家まで送りましょう」 やさしく囁いた
あまりまじめなその顔に 「送り狼 あなたが恐い」 そっと瞳をそらした
恋の花咲くキャバレーで しおしお 萎(しお)れる 彼でした
あまり淋しそうな横顔に 彼とタンゴ踊りつつ
ポッと この頬 紅くして 「今夜はわたしが送りましょう」 やさしく囁いて
胸に甘えりゃ憎いひと 「送り狼 あなたが恐い」 あとは笑っていた人
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2009/03/26
* 歌に浪漫があった時代 ― 3 ― 李香蘭 サヨンの鐘
李香蘭のカセットテープ。
ここ数年はあまり聴くことがなかったのですが
改めて聴いてみるといろいろなことが鮮明に見えてきます。
私はこの方のことをおぼろげにしか知らない・・・
今回少し調べてみて・・・
その後の波乱に満ちた半生を詳しく知ることができました。
このエキゾチックな美しい容姿が招いた悲劇だったのでしょうか。
10代で少女のかわいらしさと大人の女性のなまめかしさ妖しさの両方が・・・
ひと目見ただけで誰でも虜になってしまいそう。
父の時代のマドンナ(女神)
時代を象徴するその数奇な運命。
李香蘭としてスターの座にいたのはたった数年・・・
自分の意志とは無関係に時代は李香蘭を追い詰めて行く・・・
この時代の背景を私はよくわからないけれど・・・
戦乱に巻き込まれて行く人々の無力さのようなものを感じてとても哀しい・・・ 胸が痛い。
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李香蘭の歌の多くを作詞しているのは・・・ 西条 八十 さん (さいじょう やそ)
紅い睡蓮 ・ 蘇州夜曲 ・ 蘇州の夜 ・ サヨンの歌 ・ 夜霧の馬車
乙女の祈り ・ 迎春花 ・ ・・ そして・・・ この・・・ サヨンの鐘
全部・・・ 西条 八十 さんの 作品です。
昭和15年~18年に発売されていると記されていますから太平洋戦争の真っ只中ですね。
その時代に中国ではこんなに美しい歌が流行していた・・・
日本では軍歌真っ盛りだった頃ではないかと思うのですが・・・
その辺の実情がほとんど分からない私にはそのことがとても不思議です。
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どの歌も・・・ 詩も曲もとてもきれいで素敵なのですが
中でも私が一番好きな歌・・・ それが・・・ 「サヨンの鐘」 です。
この歌の作曲は・・・ 古賀政男さん
昭和16年の発売ですから李香蘭19才でしょうか。
他の歌は聴いていて昭和初期の時代の懐かしさを感じるのですが
この歌だけは今から70年前に作られたとはとても思えないような斬新さを感じます。
私が知っている初期の古賀メロディー・・・
その・・・
はかなさ、切なさ、やりきれなさ・・・ それはまったくありません。
李香蘭の明るく澄んだ歌声・・・
どちらかというとさっぱりとした歌声・・・
哀愁を帯びた詩なのですが・・・ 全体にそういう感じはないのです。
それまでの愛らしい声質とは明らかに違っていて・・・
完成された大人の女性の美しい歌声・・・
詩も曲も本当に美しい・・・
歌としても完成されている・・・ そんな印象を受けます。
切々とでもなく・・・ 訴えるでもなく・・・
むしろ・・・ 浪々と・・・ 淡々と唄っている・・・
なのに・・・ その声の一部に何ともいえない浪漫が香っている・・・ そんな歌です。
哀愁を・・・ 浪漫を・・・
一文字に込めて・・・ こんな風に表現させることもできるんだ・・・
改めて聴いてみて・・・
さすがに古賀政男さんだな~ と しみじみ思っています。
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ここで青柳常夫さんのことにふれると・・・
いかにも・・・ と・・・ 思われそうなのですが・・・
青柳常夫さんの唄ういくつかの歌に・・・
この・・・
哀愁・・・ 浪漫・・・ を・・・ 一文字に込める・・・ そういう感じがあるのです。
そして・・・ その声に・・・ やっぱり・・・ なんともいえない浪漫が香っているのです。
このニュアンスを言葉で表現するのはとても難しいのですが・・・
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サ ヨ ン の 鐘
作詞 西条八十 作曲 古賀政男
嵐吹きまく 峰ふもと 流れ危うき 丸木橋
渡るは誰ぞ うるわし乙女 紅きくちびる ああ サヨン
散るや嵐に花一枝 消えて哀しき 水けむり
蕃社(ばんしゃ)の森に 小鳥は鳴けど なぜに帰らぬ ああ サヨン
清き乙女の真心を 誰か涙に偲ばざる
南の島のたそがれ深く 鐘は鳴る鳴る ああ サヨン
ああ サヨン・・・ 二番のここ・・・
この歌声は・・・ 世界中で一番美しい歌声・・・ 私にはそう感じられて・・・
何度聴いても・・・ 胸が痛くなります・・・
その・・・ 切なく・・・ 艶かしく・・・ 哀愁を帯びた歌声・・・ 李香蘭は永遠・・・ 私のマドンナ。
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2009/03/25
* 歌に浪漫があった時代 ― 2 ― 李香蘭 蘇州夜曲
写真・・歌詞集より
この神秘的な不思議な女性に惹かれたのはいつの頃からだったのだろう・・・
はじめて見たのはこの写真ではなく
チャイナドレスを身につけたもっと若い頃の写真だったような遠い記憶・・・
確かな記憶ではないけれど多分3~4才のころ・・・
掘っ立て小屋のような粗末な物置の二階に集まっている数人の若い男の人たち・・・
真ん中あたりにいるのが父・・・ その隅の方にちいさな私がいる・・・ おぼろげな記憶・・・
まだ若かった父の横浜時代の青春とどこかでつながっているような・・・
好きだったマンドリンやギターの音色とつながっているような・・・
なぜかこの歌を想う時チクチクとした胸の痛みを感じてしまう・・・
「蘇州夜曲」・・・ 美しい歌・・・
子供心に・・・ 子供の私は口ずさんではいけないと思っていた歌。 心の中にしまっていた歌。
私は40才を過ぎる頃までこの歌を口ずさめなかった。
なぜか今でも軽くは口ずさめない・・・ 理由は自分でもわからないのだけれど・・・
私の歌の記憶の原点のようなものなのかも知れない。
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李香蘭 (山口淑子)
1920年(大正9年) 2月12日 中華民國奉天省 撫順 生まれ
今回これを書くにあたり調べてみて少しびっくり・・・ 誕生日が私と一緒・・・
私は 憧れている人のことについて あまり多くを知りたくない・・・
どんな人であっても 私にとっては 作品がすべて そこから感じるものがすべて・・・
こういうことがなければ一生知らなかったかも知れない。 でも知ってみると何だかうれしい。
そんな私だけれど・・・
この方の波乱の半生とその背景にあった激動の時代を・・・ もう少し知りたいと、今、思う。
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蘇 州 夜 曲
作詞 西条八十 作曲 服部良一
君がみ胸に抱かれて聞くは 夢の舟歌 恋の歌
水の蘇州の花散る春を 惜しむか 柳がすすりなく
髪に飾ろか 口づけしよか 君が手折し 桃の花
涙ぐむよな おぼろの月に 鐘が鳴ります 寒山寺
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2009/03/24
* 歌に浪漫があった時代 ― 1 ― 赤いレッテルと浪漫の風
浪漫ただよう歌・・・
哀愁を帯びた曲調・・・
そんなこと言われてもよくわからない・・・ って 言われそうですね。 お若い方には。
広辞苑によると・・・^^ 調べてみたのですが・・・^^ ニュアンスが微妙^^;
これが浪漫で・・・ これが哀愁・・・
ここからが浪漫で・・・ ここからが哀愁・・・
勿論・・・ そんな・・・ お魚の切り身のようなものではないんですよ^^;
さあ説明を・・・ と・・・ 言われると・・・
さちは・・・ とても・・・ とても・・・ 困ります^^ (お代官様・・・ ご容赦くださいませ^^;)
こんなお話には
浪漫のかけらも哀愁のかけらもないことだけはおわかりいただけたでしょうか^^
さちさん・・・
いったい何が言いたいの?
はい!! 青柳常夫さんの歌を聴いたらわかります^^ (はぁ~ ツカレルね・・・ このおばちゃん)
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今にして思えば・・・
私は子供の頃から流行にうとかった・・・
家はきっと貧しかったんだと思うけれど・・・
いやいや相当貧しかったはずなんだけど・・・
もう記憶も遠のき^^; その貧しさも思い出せません。
給食費も払えなかった時もあったし・・・ お菓子も時々しか買えなかったみたい・・・
父は労働運動に走り・・・ 赤いレッテルを貼られて横浜から戻って来た人・・・ ロマンチスト?
母は山の中で生まれた・・・ 働くことが当たり前な欲のない人・・・
考えてみれば貧しかったに決まっているんだけれど
貧しいのもあまりにも当たり前だとどうってことなくなるみたい。 まわりもみんなそうだったし・・・
その後もそんな活動を続けていた父の頭の中は・・・ いつも浪漫の風が吹いていたし・・・
母は 人生 運まかせ天まかせでいられる人・・・
私は・・・ 人生・・・ 人まかせではいられない・・・
でも・・・ 頭の中は・・・ 風が吹いている・・・ 相当 相当 あぶなかったことも^^
流行の歌にうとかった私の頭の中には・・・ いつも・・・ 父の唄っていた歌があった・・・
憧れのハワイ航路・・・ 上海帰りのリル・・・ そして・・・ 李香蘭・・・ 蘇州夜曲・・・
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2009/03/23
♪ 緑が淡く野に萌えて・・・ 哀愁漂う 「 信 濃 の 友 」
信 濃 の 友
作詞 不詳 採譜/作曲 早乙女 碧
緑が淡く野に萌えて 残雪白き山肌を
友よ登らん 信濃の山に 友よ忘れじ 信濃の山を
可憐な花が咲き出ずる 黒い岩肌 青い空
友よ登らん 北アの峰に 友よ忘れじ 北アの峰を
秋の時雨(しぐれ)に濡れる道 落葉を友に一人行く
友よ歩まん 峠の道を 友よ忘れじ 峠の道を
粉雪の峰滑り行く 日々の思い出 遠い日の
友よ語らん 燈火(ともしび)の もと 友よ語らん 燈火のもと
作詞した方の耳に届くことのなかった歌。
「信濃の友」
作詞 : 不詳・・・
いつの頃か・・・ 誰かが作った詩・・・
まぎれもない事実なのですが・・・ 今となってはもう知る術もありません。
この詩・・・
昭和初期頃の典型的な詩・・・
そんな気がするのですが調べようにも検索でも出てきません。
こうして曲がつけられ歌になってみると心に響く本当にいい歌なんです。
あふれる感情を押えて淡々と情景を描写する・・・
こういう詩を作る方の想像力の豊かさを感じながら・・・
詩人の心の奥深さを感じながら・・・ しみじみ聴かせていただいています。
それにしても・・・
この詩を見い出して曲をつけてくださった 早乙女 碧 さん すばらしい方だと思います。
青柳常夫さんの唄うこの歌は・・・
昭和初期の歌が持っていたあの独特の・・・
哀愁を秘めた歌を思い起こさせ・・・ 懐かしさを呼び覚まさせてくれます。
重い・・・ 今の若い方たちにはそう感じられるかも知れません。
哀愁・・・ という言葉さえイメージできないのではないかと思えて・・・
私の世代が辛うじて・・・ ギリギリ・・・ 分かる・・・ そんな感情なのかも知れません。
哀愁・・・ 浪漫・・・ 時代の背景 ・ 情景なくしては生まれ得ない感覚・・・
あり余る・・・ 物に囲まれていては・・・ 決して生まれ得ない感覚・・・
哀愁・・・ 浪漫・・・ この感覚がわかるのとわからないのとでは物の感じ方がまったく違ってしまいます。
哀愁・・・ 浪漫・・・ この感覚がわかる時代に生まれていて本当に良かったと、今、しみじみ思います。
青柳常夫さんの歌の良さがわかるのは何才くらいの方からなんだろう・・・
40代では? 無理かもしれない・・・
50代? 60代? ・・・・・ と 思いながらも・・・
世代に関わらずわかる人はきっといる・・・ いつの時代でもそういうものだから・・・
出会えるものと出会えないものの妙・・・
そこにあっても惹かれないもの・・・ 求めても求めても出会えないもの・・・
一瞬で虜になってしまうもの・・・ 出会ってしまうもの・・・ この妙なるものの神秘に私はこころ惹かれる・・・
きっと・・・ どこかにいる・・・
青柳常夫さんの歌の素晴らしさがわかる人・・・ その人に向けて伝えつづけようと思っている私です。
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2009/03/22
* 北アルプス (飛騨山脈) を 空から見れば・・・
飛騨山脈 (北アルプス)
表銀座(おもてぎんざ)とは
北アルプス山麓の中房温泉を基点とし、
合戦尾根を登り常念山脈を大天井岳まで縦走し、
東鎌尾根の喜作新道を経て槍ヶ岳へ至る登山道の名称である。
上記解説 及び 写真・・Wikipedia・・より
← 左上の青い所が日本海
← この分かれ目が白馬岳
← (この山脈は後立山連峰)
← 木崎湖・青木湖
← 真ん中が黒部ダム (この左側が立山連峰)
← この辺りの平野一帯が安曇野
← 燕岳 (表銀座コースの基点・中房温泉から登る)
← 槍ヶ岳 (中央のY字の白い峰・表銀座の終点)
← 穂高岳 (槍ヶ岳続きの稜線の折れた所)
← 上高地 (大正池が見えている)
安曇野ってすごい所にあったんですね^^
調べてみてびっくりしてしまいました。
知っているつもり・・・
でも・・・ 実際は・・・ 何にも知らない・・・ さち・・・
目の前には・・・ いつだってあったのに・・・
鳥じゃなかったばっかりに・・・ 何にも見えていなかった・・・
これでも・・・ 槍ヶ岳には登ったのに・・・
それでなくてもちっちゃい私・・・ 蟻んこみたいだ・・・
アブラムシほどもないんだ・・・ 吹けば飛んじゃう灰みたいだ~~~
ちっちゃいけど・・・ 人間ちっちゃいけど・・・
なんて・・・ いじらしいって・・・ この大自然は・・・ 思ってくれているかしら・・・
それとも・・・ 侵してはならない・・・ もう侵してはならない・・・
我慢の限界って・・・ 思っているのかしら・・・ そのお声を聞かせてほしい・・・
もっと詳しく知りたくなった方へ・・・
こちらから上の写真にリンクできます。
クッキリ・・・ ハッキリ・・・ 一目瞭然・・・ おもしろいですよ^^
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2009/03/21
* 青柳常夫さんの歌 * 変幻自在 甘美な世界 ― 3 ―
昭和の歌・・・ ゆたかな情景が浮かぶ美しい歌・・・
きっと・・・
もう・・・ 生まれることのない歌。
だって・・・ もう・・・
その情景さえイメージできる人が少なくなっているんですもの。
情景を描写したくてもその対象となるものが・・・ すでに・・・
本当にさびしい・・・ 今、この時代がさびしい・・・
これって ものすごくお年寄りなんでしょうか さちは^^;
はい・・・ それでもいいです^^ よろこんで^^
昭和の歌・・・ ゆたかな情景が浮かぶ美しい歌・・・
きっと・・・ もう・・・ 生まれることのない歌・・・
そう思うと・・・ とてもとても・・・ いとおしくなって・・・ 放ってはおけないんです。
歌詞が・・・ 一編の詩としてきちんと成り立っている。
情景が・・・ ありありと浮かびあがってくる・・・
私には・・・ それは歌であれば当たり前のことなのですが・・・
当たり前というより・・・ そうあってこそ歌・・・
これは・・・ 品のある歌の大切な条件のひとつです。
これって・・・ またまた大年寄り的な さち なんでしょうか^^ よっ よろこんで^^;
青柳常夫さんの・・・ 品のある歌・・・ 品のある声・・・ 甘美な歌声・・・
これについては・・・ まったくの私の主観によるものですから・・・ 反論は受け付けませんの^^
ただ・・・ アワヨクバ・・・ 聴いてみたくなってほしいかも^^
ほらっ・・・ あなたは・・・ だんだん・・・ 眠く・・・ じゃなくて^^ 聴・き・た・く^^
ほんとに聴いていただきたい・・・ この・・・ 青柳常夫さんの・・・ 甘美な歌声を・・・
聴けば聴くほどに・・・ ふれればふれるほどに・・・ 北岳バットレスからマッサカサマ・・・^^;
バットレス・・・ とは・・・ 山頂や稜線に向かって走る岩柱のことなんですって^^; ゾッ! あたし 知~らない^^;
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2009/03/20
* 青柳常夫さんの歌 * 変幻自在 甘美な世界 ― 2 ―
青柳常夫さん・・・
変幻自在・・・ 甘美な世界・・・
その甘さを秘めたのびやかな歌声に
生でふれて酔いしれた人たちがいるんですね。
いいなぁ~ もう一度 人生 やり直せないかな~~~^^
青柳常夫さんの歌を聴いていてつくづく思うことがあります。
それは・・・
日本には大人の歌がとても少ないということ・・・
山の歌もそうなのですが・・・
青柳常夫さんの歌は・・・ その数少ない大人の歌・・・ そんな気がします。
これは私の勝手な思い込み・・・
心の奥の奥まで沁み込んで揺すられる何か・・・ それは大人の歌だからなのかしら・・・
歌声を表現する言葉は数限りなくあります。
やさしい声 ・ きれいな声 ・ かわいい声 ・ 明るい声 ・ あたたかな声 ・ のびやかな声・・・
哀しい声 ・ さびしい声 ・ 重たい声 ・ 力強い声 ・ 張りのある声 ・ ハスキーな声・・・
数え上げたらそれこそキリがありません。
中でも・・・ 甘美な歌声・・・ これは・・・ 最高の賛美だと私は思っています。
青柳常夫さん・・・
私がこれだけ聴き続けても飽きてしまわないのは・・・ それなんです。
甘く美しい・・・ 甘美な歌声・・・ どんな声???
それは・・・ 歌に品があること・・・ 声に品があること・・・
これだけは意識して作ればできるというものではありません。
トレーニングしてできるものでもありません。
と、断言しちゃいましたけど・・・
きっと大きくは間違っていないと思います^^
話す声ならそうとも言い切れないと思いますが・・・
多分・・・ これは・・・ 歌声ならではの神秘・・・
私、、、 このことに気づくまでにずい分時間がかかりました。
何なのだろう・・・
青柳常夫さんの歌・・・ 何が違うんだろう・・・
歌のうまい人なら山ほどいる・・・
のびやかなきれいな声の人だって山ほどいる・・・
そんな中で・・・
こんなに深く胸に響いてくるものはいったい何なんだろう・・・
この心地よさはどこから来ているんだろう・・・
自分の中で感じていることなのに・・・
その感覚にピタッと当てはまる言葉が見つからなくて・・・ ずーと・・・ もやもやしていました。
歌に品がある・・・ 声に品がある・・・
そう・・・ これなくして・・・ 甘美な世界は・・・ 作り出せない・・・
まったくの私の主観でしかないけれど・・・ この言葉でしか表せない・・・
ヒントを得たのは2枚目のCDを聴いてからのことでした。
歌って本当にごまかしのきかない怖いものだとさえ感じました。
それに気づいて・・・ 謎だったすべてのことが・・・ 一本の線でつながりました。
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2009/03/19
* 青柳常夫さんの歌 * 変幻自在 甘美な世界 ― 1 ―
青柳常夫さん・・・
私はこのブログで・・・
ずーと山の歌をご紹介しているのですが・・・
青柳常夫さん・・・
そんなそんな狭い世界の歌い手さんではないのです。
ここにふれはじめたら・・・
さちのことだから・・・ 収集がつかなくなる・・・
そう思って・・・ 今まできたのですが・・・ 収集がつかなくなってみたい 今日^^;
今日は・・・ 青柳常夫さんの甘美な歌声の世界にふれてみようと思います。
私が聴いた青柳常夫さんの歌はCD2枚ですから全部で34曲。
実際のレパートリーは1000曲といいますから
さちは・・・ ほんのほんの・・・ 豆粒くらいしか聴いていないんですよね^^;
1000曲って一言で言ってしまいましたけど膨大な数です。
これだけの歌を唄っていること自体が凄いことなのですが
青柳常夫さんの凄いところは、ジャンルごとに、それぞれ声質が違っていることなんです。
たった34曲しか聴いていない *さち* が
こんなことを言っても信じてもらえないかも知れませんが
この方なら1000曲だろうが10000曲だろうが・・・
100000曲であろうが・・・^^; 唄えない歌があるとさえ思えないのです。
私は、最初に山の歌に出会いましたので
青柳常夫さんはこういう歌ばかりを唄っている方だと思っていました。 硬派?って^^
私には、これで十分・・・ 十分過ぎました。
他には何もいらない・・・
だから・・・ 他の歌を聴くのが怖い・・・ そんな気がしていました。
ところが、別のCDを聴いて本当におどろきました。 まるで別人なんです。
こんなに変幻自在な声を持っている歌い手さんを私は知りません。
山の歌が硬派だとしたら・・・
もう一方は・・・ 甘く美しい・・・ 甘美な歌の世界・・・
青柳常夫さんはシャンソン歌手だったのです^^
私は・・・ さちは・・・ 思いっきり・・・ だまされていたんです^^
シャンソン歌手という・・・ すばらしい尊称さえ・・・ 青柳常夫さんには・・・ まだまだ狭すぎる・・・
この多才な青柳常夫さんを・・・ 知らないなんて・・・ 本当に本当に・・・ もったいなさ過ぎます・・・
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2009/03/18
* 青柳常夫さんに感謝を込めて^^ ★★さん、お元気でしょうか?
★★さん こんにちは。
風はまだ冷たいですが
日も長くなり、ずい分春めいてきましたね。
しばらくご無沙汰しておりますが、その後、お変わりございませんか?
あれから一ヶ月が過ぎました。
思えばあの日・・・
★★さんが下さった一通のメールに後押しされて
このブログを立ち上げる決心をした * さち * でした。
あたためていた構想はあったものの
こうして過ぎてみると、何とも支離滅裂なブログになっていて
毎日・・・ ああ・・・ 今日も・・・
★★さんに笑われているなぁ~ と 思いながら更新している私です。
でも、★★さんが・・・
遠くで笑って見ていてくださると思うだけで、なぜか、とても安心なんです^^
青柳常夫さんのともしび時代からのお友だちで
青柳常夫さんのことなら何でも知っていらっしゃる★★さんが
こんな危なっかしい、何を言い出すかわからない私を
はらはらしながら見守ってくださっているお顔・・・ 見えるような気がいたします^^
何通かのメールと、送っていただいた CD ・ DVD・・・
普通であれば・・・ それだけ・・・ お顔も知らない・・・
でも・・・ 今・・・
★★さんは、私にとって、どんなに心強い存在でいてくださることでしょう。
困ったらいつでもお聴きできる方がいてくださる・・・
本当にありがたいと思っております。
こんな危うさと隣り合わせのインターネットの世界・・・
怖くて怖くて掲示板の書き込みさえためらっていた日々・・・
「青柳常夫さんのことをご存知の方、ご連絡いただけないでしょうか?」
書き込みした後・・・ すごくドキドキしていたあの日を思い出します。
もし、あの時、どなたからも何も反応がなかったら
きっと私はこんな形でブログを立ち上げたりはしなかったと思います。
あのまま・・・ ずーと・・・
青柳常夫さんの山の歌を胸に抱いて、心を閉じたままでいたかも知れません。
若かった頃、自閉症気味であまり人づきあいのうまくなかった私が
今、この年齢になって、はじめて人の出会いの不思議さをしみじみ感じています。
★★さんが最初の頃のメールで
いつでも青柳常夫さんにご紹介しますよ・・・ と 言ってくださったこと、私、忘れられません。
今はまだ・・・ 遠くから・・・ なんてお答えしましたね。 あの時^^
きっといつか・・・
私が恥ずかしいって思わなくなったら・・・
その時にはお目にかかれると思いますのでもうしばらくお時間をくださいませ。
このブログの隣にはいつも★★さんがいてくださる・・・
なんて 勝手に思っている・・・
どこまでもわがままな さち ですが、 もうしばらく見守っていてくださいね^^
★★さん、もうすぐ桜の季節ですね。
そちらではいつ頃なんでしょうか?
安曇野ではまだ一ヶ月ほど先になりますが、私、桜を待っているこの季節が大好きです。
桜が咲いたら、また、安曇野の桜便りをお届けいたしますね。
どうぞ・・・ また・・・ 笑いながら・・・ 見てください^^
★★さん、どうかお体に気をつけてお元気でお過ごしくださいね^^
安曇野より・・・ 今日もまた青柳常夫さんの山の歌に浸っている * さ ち * です。
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2009/03/17
* 青柳常夫さんに感謝を込めて^^ 寝てる場合じゃないのよ^^
検索してみると
多分20代の青柳常夫さん?
と 思われるお写真が一枚出てきます。
太い眉が印象的なとても親しみやすい笑顔の青柳常夫さんです。
どこかに書いてありました・・・ 明るい農村風って^^
そして・・・
現在に近い青柳常夫さんがあちこちに出没しています^^
アコーディオンを抱えて・・・
見ていると・・・ 私は・・・
青柳常夫さんのことを全然知らないことに改めて気づきます。
私が知りたいのは・・・ この歌を唄っていたころの青柳常夫さん。
歌のお声の感じからすると30代半ば~50才代半ば??
検索に出てくるはずもありませんね。
20~40年も前の時代ですもの^^ インターネットなんてまだなかった^^
この検索の中で本当にもったいないと思うのは
ページ最下部の 《青柳常夫のCDを購入》 というスポンサーサイト。
山の歌の購入サイトへの誘導リンクなのですが・・・
とてもいいにくいのですが・・・
オムニバス形式のこのCDが・・・
ほんとにいいにくいのですが^^ あまりよくない・・・ のです。 ( 関係者の方ごめんなさい。 )
私が毎日聴いている歌に比べると相当のへだたりがあるのです。
これが青柳常夫さん? と 思ってしまわれたら・・・ 大変大変^^
ああ~~~
このスポンサーサイトから - 山の歌ベスト20 - に リンクされていたらな~~~
私はこのブログをこんなにシツコク書かなくてもいいのにな~~~^^
だって・・・ そこで視聴できたらそれですべてOKですものね^^
さちの・・・ 最終目標は・・・ これ・・・ これこれ・・・
ネットで買えたり ダウンロードができるようになること・・・
ちょっと・・・ さちさん・・・ それ・・・ って・・・ Yahoo! に 挑戦状ってことだよ・・・ ^^
この山の歌のCDが・・・ もし誰かの物置で眠っているなら・・・ 揺すって起こしちゃう^^
ちょっとちょっと寝てる場合じゃないのよ・・・
起きなさい・・・ 起きなさい・・・ 起きなさ~~~い!!! 春よ^^
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2009/03/16
* 青柳常夫さんに感謝を込めて^^ 花売り娘になりたいな^^
♪ 花売り娘になりたいな・・・
♪ かわいいリヤカーにお花いっぱい積んで・・・
♪ 釣船草でしょ・・・ いわかがみでしょ・・・ かたくりの花でしょ・・・
♪ こらこらっ・・・ さちさん・・・ それ・・・ 何十年前のお話??? /・・)?
わたし・・・
CD売りになって・・・
青柳常夫さん の CD 売りに行きたいな^^
ワゴン車にいっぱい積んで・・・
花売り娘 (CD売りおばさん) ・・・
ねぇ おじさん すっごくいい歌があるんだけど いかが?
ねぇ お嬢さん とってもきれいな歌があるのよ いかが?
そうねぇ 今日はいいお天気だからかわいいお花を一本おまけしちゃおうかな。
ねぇねぇ ちょっと聴いてみる なにがいいかな・・・
そうねぇ わたしのオススメは ~ 釣 船 草 愛 歌 ~ よ。
♪ 高嶺に香る可憐な花を 見上げてひそかに釣船草は 薄山吹に咲くという~~~
ね。 きれいでしょ。 ドキドキしちゃうでしょ。
あらっ 一枚? どうもありがとう!!
あっ そうそう おとうさんにも聴いてみてもらってね。
おとうさんは山が好きなの?
おかあさんはお花が好きでしょ?
だったら きっと 青柳常夫さんのこと 大好きになるわよ^^
ねぇねぇ お嬢さん・・・
おねがいがあるの・・・
お友達にも先生にも親戚のおばさんにもおとなりのおじいちゃんにも
お魚やさんにも八百屋さんにもお豆腐やさんにも農協のおじさんにも
畑にいるおばあちゃんにも役場のお兄さんにも村会議員さんにも
村長さんにも にも にも にも・・・ 聴かせてあげてちょうだいね^^
花売り娘さん (CD売りおばさん) ・・・ たのしそうね・・・
花売り娘さん (CD売りおばさん) ・・・ たのしそうね・・・
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2009/03/15
♪ 福島市の歌にぴったりなんです・・・ 「 吾 妻 小 富 士 」
写真は「一目瞭然!浄土平」
あさお様 HPよりお借りしております。
先ほどご連絡をいただき
掲載を許可していただきました。
本当にうれしいです。 ありがとうございます。
3/15 21:00
憧れの 《吾妻小富士》
すごい すごい・・・
こんなにすばらしい山なんですね。
写真を見ているだけで涙が出てきてしまいます。
私が以前働いていたところには
福島県の人たちが大勢いてとても仲良くしていただていました。
福島の地元のお話もいろいろ聞いていましたので
いつかはこの雄大な自然にふれてみたいと、いつもいつも、思っています。
そんな懐かしい気持ちもあって
青柳常夫さんの唄う、この 《吾妻小富士》 を聴くとジーンとしてしまいます。
山の向こうに見える平野の中に
あの人たちの家があるのかな・・・ みんなどうしているかな・・・ なんて思いながら・・・
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吾 妻 小 富 士
作詞 國井ただし 作曲 黒木惇而
ながいながい冬から覚めて 山がおしえてくれる喜びの詩(うた)
みちのくに さあ春だよと 残雪の自然がえがく うさぎの姿
ふるさとの野原に風をはこぶ 吾妻小富士のすばらしい山の恵みよ
広い広い海より広い 空がおしえてくれる喜びの詩
美しい思い出のこし どこまでも愛する人に捧げて生きた
安達太良のほんとの空のような 吾妻小富士の澄み切った空の青さよ
ゆこうゆこう岩ふみしめて 雲がおしえてくれる喜びの詩
若者の果てしない夢 バラ色に山肌染めて輝きわたる
清らかな歌声尾根におこり 吾妻小富士の白い雲友を招くよ
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今日のテーマでは
どうしても 《吾妻小富士》 の 写真を載せたくて
検索であちこち探してみましたらこんなにきれいな写真に会えました。
公共の観光センターさんかとも思いましたが
よくわかりませんでしたので写真をお借りしたい旨、メールでお願いいたしました。
冬季閉鎖中とのことですのでまだお返事をいただけていないのですが・・・
もし、個人の方でしたら大変失礼にもなりますし法的にも問題になります。
そういう事情の写真ですので、
もし、先方様よりご連絡がありましたら差し替えることになるかも知れません。
どうか・・・ このまま・・・ お借りできますように・・・ よろしくお願いいたします。
青柳常夫さんの唄う 《 吾妻小富士 》
ダイナミックでのびやかで本当にすてきな歌なんです。
この写真を見ながら聴いているとどんどんイメージが広がっていくんです。
こんなすてきな歌が福島市の歌になったらいいのにな^^
そうそう・・・ ご当地ソングに・・・ ふるさとの歌に・・・ ぴったりなんですけど^^
タイトルもそのままですし・・・ 詩もとってもきれいですし・・・
福島市の観光協会さん・・・
どうぞ・・・ * さち * に ご連絡くださいませ^^ (PRPR 宣伝宣伝^^)
あの人たちにも・・・ 福島の人たちにも・・・ みんなに聴かせてあげたい^^
きっと胸に深く深く沁み込んで涙があふれてくると思いますよ^^
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2009/03/14
* 青柳常夫さんに感謝を込めて^^ 言葉が空回りしちゃう^^
言葉はいつも空回り^^
それも・・・ 今は・・・ 仕方ないって思う^^
ミミにタコが当たるほど
青柳常夫さん 青柳常夫さん 青柳常夫さん って
毎日連呼されてたら滑って空回りしちゃいますよね^^ それフツーです^^
選挙カーじゃあるまいし・・・ シラケチャウ・・・
それも・・・ それも・・・ わかってる^^
デモね・・・ デモね・・・
こういうことって選挙みたいなところもあるかなぁ~って^^
だってね・・・
だ~れも私を知らない・・・
だ~れもこのブログのことを知らない・・・
もしも、もしも、私に、壮大な野心があるとしたら ??? ^^
もしも、もしも、これが、壮大な計画だったら??? ^^
なんとしてもこのブログのことを知ってもらわなくてはいけない!!! ^^
それには、緻密な戦略が・・・ ^^ ・・・この人だいじょうぶかな・・・ /・・)?
はい・・・ その声聞こえちゃいました^^
これって、何か、選挙に似ているかも・・・
なんて思いつつ・・・ 策略におぼれちゃいそうな・・・ 策士 * さ ち * ^^
半年後・・・ 一年後・・・
青柳常夫さんが・・・ 今より・・・
もう少しでも・・・ 広く認知されていることを願って・・・
うす~い砂糖水みたいな頭を絞りに絞って・・・
あの手この手・・・ サクリャクを練っている・・・ 策士 * さ ち * ^^
あらあら・・・ 多重人格丸見えね^^
でもね・・・
そのうちに・・・ あっちこっちから・・・
星の王子さまのような・・・ 参謀さんが現れて・・・
策士 * さち * なんか いらなくなる日が きっと 来るから^^
それまで・・・ ちっちゃな体張って・・・ ガンバルンだ^^ 空回りしても^^
だって・・・ ほんとに・・・ ほんとに・・・
だって・・・ ほんとに・・・ ほんとに・・・
青柳常夫さんは・・・ すばらしい歌い手さんなんですもの^^
青柳常夫さんは・・・ すばらしい歌い手さんなんですもの^^
ゼッタイ・・・ みんなに聴かせてあげたい・・・ 日本の音楽界の宝物です^^
ゼッタイ・・・ みんなに聴かせてあげたい・・・ 日本の音楽界の宝物です^^
朝から大荒れの安曇野より・・・^^
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2009/03/13
* 青柳常夫さんに感謝を込めて^^ あの売店のおじさん。
ひとりができることには限界があるけれど
世の中のことってどんなことも、いつも、誰か一人からはじまっている。
誰かが思う・・・ 誰かに伝える・・・ 誰かに届く・・・ また誰かが伝える・・・
私にとっての誰かは・・・ あのちいさな売店のおじさん・・・
あのおじさんがあそこで、この 「山の歌」 の CDを流していてくれたから
私は今、青柳常夫さんの歌に出会えて日々こんなに癒されている。
あのおじさん・・・ 無愛想で無骨な感じの人だった^^
「すみません。 この歌、唄っているの誰なんでしょうか?」
「。。。。。」
「あのぅ・・・ この方、どういう方なんでしょうか?」
「。。。。。」
「あのぅ・・・ このCD、分けていただけますか?」
「2,500円。」
たったこれだけのことから始まった日々。
これだけでも伝わるものは伝わる・・・ 伝わる人には伝わる・・・
あのおじさんは無愛想だったけれど売店という場所を持っていた。
私はそういう場所を持っていないけれど、こうしてブログで伝えることができる。
ひとりができることなんて、ほんとにホントに小さなこと。
だけど・・・ そういう伝わり方は・・・ 間違いなく本物。 そこには嘘がない。
だから、伝わる深さが違う。 広くは伝えられないけれど、きっと深く深く沁み込んでゆく。
あの売店のおじさんは私を覚えてはいないけれど
私がこの歌を聴いている時、私の隣には、いつもあのおじさんがいる。
無愛想だけど、無骨だけど、きっとこの歌が大好きなあのおじさんがいる。
そして、私に青柳さんのことをいろいろ教えてくれる、青柳さんに心酔している ★★さん がいる。
こんなさわやかな 《青柳常夫さんの歌の輪》 が少しづつ広がっていくといいな^^
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2009/03/12
♪遠い日に憧れたはるかな女性を・・・ 「 阿 寒 の 山 よ 」
阿 寒 の 山 よ
作詞 平野ひろし 作曲 早乙女 碧
阿寒の湖(うみ)は なみだ色
マリモは溶けぬ哀しみか
阿寒の山よおしえてよ
ああさすらいの ああ旅の身は
愁いを流す川もない
湖畔に詠(うた)う 啄木の
孤独がゆれるおそい夏
阿寒の山よおしえてよ
ああ遠い日に ああ憧れた
はるかな女性(ひと)を 雲に追う
心に深くたちこめる
霧につめたい道しるべ
阿寒の山よおしえてよ
ああさすらいの ああ旅遥か
幸せさぐる尾根いくつ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
きれいな詩・・・
哀愁ただようきれいな詩・・・
こういうきれいな詩を・・・
まっすぐに・・・ きれいに唄うのはとてもむずかしいと思います。
ああ遠い日に ああ憧れた はるかな女性を雲に追う・・・
どんな風に唄っていると思われますか? 青柳常夫さんは。
本当にこのきれいな詩をのびやかな響きのある声でまっすぐに唄っています。
この歌を聴いていて、まっすぐきれいに唄うためには
圧倒的な声量が必要なんだということに改めて気づかされます。
やわらかな伸びのある声はどこにも無理がないのです。
それは、この声量あってこそなんだと思います。
はるかな女性・・・ はるかな女性・・・
ああ遠い日に ああ憧れた はるかな女性を雲に追う・・・
ここを唄う その声・・・
かつて憧れた女性への想い・・・ 阿寒の雲に重ねる想い・・・
懐かしさと切なさの入り混じる眼差しが滲んできて深く胸に響きます。
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2009/03/11
* 青柳常夫さんに感謝を込めて^^ 青柳常夫さんって誰? -2-
あの日・・・
出会ってしまった歌・・・
聴いていると・・・
毎日毎日流れる涙・・・
それがどこから来ているのか・・・
深い傷口からあたたかい血が滲み出してきているような
そこがやさしく癒されてゆくようなそんな感覚につつまれていました。
秋が過ぎ冬を迎え、ほんの少し春の匂いを感じるころになって
私は自分がある種の中毒症状に陥っていたことに気づきました。
それがなければ一日もいられない・・・
あたたかな涙の中にいられる安心感・・・
そこに身を置いてさえいればただただ安心。
誰にも話さずひとりそこに身を置いている幸せな時間。
誰かに話してしまうことさえ怖かった・・・
ひとり占めしていたかったし否定されるのも怖かった。
本当を言うとその頃までは
青柳常夫さんがどういう方であっても良かった。
知りたいと思っていたことが判らないなら
むしろあまり深くまでを知らない方がいいとさえ思えて。
ただ自分のこの気持ちを綴る場所がほしいと思いはじめていた。
この中毒症状のままでいたい気持ちは何も変わらないんだけど・・・
そんなことを考えるようになってから
私、やっぱり、こんなことをしていてはいけないのかも知れない。
こんなに素晴らしい歌をひとり占めしているなんてもったいなさ過ぎる。
何らかの形で多くの人に伝えたい・・・
そんな気持ちが芽ばえてきた。
人とコンタクトをとることも苦手な私が
青柳常夫さんのことをもう少し詳しく知らなくては・・・と
思いきってある掲示板にメッセージを書き込んだのは2月16日のことでした。
そのご縁で知り合うことができた
青柳常夫さんの ともしび時代 からの大ファンという方から
日々、様々な貴重な情報をお寄せいただくようになりました。
青柳常夫さんは
現在75才くらいになられていて
今もお元気に活躍されていらっしゃること・・・
今でも山に登られていて
山小屋で歌を教えていらっしゃること・・・
そしてご自身の歌手生活の集大成として
非売品ながら一枚のCDを作られたとのこと・・・
身近にいらっしゃる方からの
いろいろな情報から
うかがい知れる青柳常夫さんは
この歌声のままの
とてもあたたかなお人柄の方らしくて、私にはそれが本当にうれしくて。
そのCDも聴かせていただいたのですが、こちらもまた素晴らしい歌声。
「 山の歌 」 とは全然違うジャンルの歌で
同じ人が唄っているとは、とうてい思えないほど声質も違っていて
その、磨かれ洗練された歌声は、一度聴いたら忘れられなくなってしまいます。
その歌声の、それはそれはやわらかくあたたかなこと・・・
今の私は・・・
青柳常夫さんのこの歌声を・・・
もっともっと多くの方に聴いていただきたい気持ちでいっぱいなのです^^
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