2009/06/28

* ・・・上高地が大好き。。。 -4- おばちゃんを知りたい。。。

  
  
     ここで何が、、、 起こっていたんでしょう???  ね。







    ------------------------

    上高地なんて、すぐそこなんです。
    たった2時間。 いつだって行かれたんです。


    それまでも、何度も誘ったけれど、 おばちゃんは、、、
    「そのうち そのうち・・・  今はいいわ。。。」 って。


    山が全然好きじゃなかったおばちゃんは、そんな気にならないみたいでした。
    思い出したくないことでもあるのかな、、、 と 思うほど頑なでした。 





    
------------------------

    ほんとに最後の最後、、、 に、、、
    もう一度行ってみたいと思ったみたいでした。


    そういう時って体の奥の奥では、死期をわかっているものなのかしら?
    だから心がそれを望むのかしら? そういう風にできているものなのかしら?


    おばちゃんが亡くなった時、どうしてもそう思えて仕方がありませんでした。





    ------------------------


    私は、おばちゃんが上高地を見ている、その瞳を見てみたいと思っていました。


    若い頃からのおばちゃんを見ていて謎だったこと、、、
    老いてゆくおばちゃんを見ていて謎だったこと、、、  解けるかも知れない、、、


    私の中の謎が解けないまま、おばちゃんは逝ってしまいました。




    誰にも心の内を見せなかったおばちゃん、、、
    わがままで好き勝手に生きていると思われていたおばちゃん、、、


    誰にどう思われようと意に介さず、、、
    平然としているように見られていたおばちゃん、、、


    愛されても愛されても、、、
    愛なんて信じていなかったように見えていたおばちゃん、、、


    おばちゃん、、、 


    おばちゃんは何がほしかったの、、、
    私、今になって解かるような気がする、、、 







    ------------------------


    おばちゃん・・・

    おばちゃんは誰だったの?

    おばちゃんはどこから来てどこへ行ったの??


    おばちゃんが亡くなって四年・・・

    おばちゃん・・・

    私・・ おばちゃんが知りたい・・・   おばちゃんを知りたい。





    たったひとりの・・ おばちゃんという人に・・・   私・・ 何千何万の人の影を見たよ。。。      
    




                                              ページトップへ







0 件のコメント:

コメントを投稿