2009/10/30

不帰の嶮・・ その全容に迫る・・・

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     ↑不帰Ⅲ峰          ↑不帰Ⅱ峰            ↑不帰Ⅰ峰    ↑不帰キレット





  不帰の嶮 (カエラズノケン・・・


  その全容を
  ようやく捉えることができたのは
  10月16日のことでした。




  そう、、、


  あの白馬鑓ヶ岳の美しい山肌を見た
  その一時間後くらいだったでしょうか。


  前回は深い霧の中で
  パズルのように私を悩ませたこの山々が
  眼前に凛々しく雄々しく聳えていたのです。





  白馬鑓ヶ岳の
  なめらかな美しい曲線とは全く異なるその山容は
  名前の通り人を寄せ付けない厳しさで胸に迫ってきます。


  スリリングなこの稜線は登山者の永遠の憧れ、、、
  後立山連峰(うしろたてやまれんぽう) 一の人気コースなのだそうです。




  またまた・・ しつこいですが・・・


  この稜線歩けます???  大きなリュックを背負って。。。


  ゼッタイできない!!  でもでも 歩いてみたーーーーーーい  さち^^


   


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 2009.9.24  霧の中から現れてはまた消える・・・ 不帰の嶮・・・












2009/10/25

この美しさ・・・ 白馬鑓ヶ岳・・・ 別れの曲。






  霧の彼方で
あんなに私を狂わせたあなた。


  あなたが恋しくて恋しくて夜毎夢に見ていたのよ。


  あなたが見せた艶かしい白い肌。


  その姿を・・ 全身を・・ 見せて・・ 私に。



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 2009.9.24




 


  その山肌の何と美しかったこと。


  添える言葉がありません。


  どうぞご覧くださいませ・・・ としか言いようがありません。

 



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 2009.10.16 白馬鑓ヶ岳 (ハクバヤリガタケ)



  

  あなたはもう
  すっかり雪に閉ざされてしまったんでしょうね。



  雪に閉ざされる前に・・・
  雪に閉ざされる前に・・・

  
  一度だけ私に見せてくれたこの美しい山肌。


  ほんのり色づいていたあの日は・・ 草紅葉・・・
  そして別れの曲を奏でる今日は・・ 雪化粧・・・




















2009/10/21

色は匂えど、、 散りぬるを、、、

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  色は匂えど、、 散りぬるを、、、 














2009/10/18

八方尾根のすばらしい草紅葉の日々・・・

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2009.9.18


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2009.9.24


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2009.10.9


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2009.10.16



素敵な想い出をありがとう。。。




後立山連峰の山々への

さちの想いはまだまだ続きます。

飽きなかったらまた読んでくださいね。










2009/10/17

神様 おねがい おねがい おねがいします。。。

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                                       素晴らしき山々 2009.10.16 白馬三山・・・




   神様 ありがとうございます。

   思わず手を合わせてしまいました。




   昨日のお休みの朝・・・
   空を見上げるとベールがかかったような雲・・・   


   なかなか晴れそうにない・・・


   迷いに迷って
   とりあえず北に向かってみることにした。


   そうしていれば気持ちが落ち着く。
   じっとしていられない衝動に駆られて北へ北へ。


   振り向けば南の空は晴れてきている。
   なのに北の空は雲が切れない。


   目指す白馬連峰の山々は
   私の気持ちなんて知る由もなくすっぽりと分厚い雲の中。


   見回す山々はわずかに色づき
   紅葉が朝の弱々しい陽射しを受けてやさしい色に輝いている。


   いつもなら
   これでもうれしくなってしまう私なのに
   心にはあの美しい山のことしかない困った精神状態^^


   20分 30分・・・
   進んで行くうちに次第に陽射しが強まってくる。


   大町に着く頃には
   すっかり空は晴れ渡って心が浮き浮き。


   爺ヶ岳も鹿島槍ヶ岳も
   すっきり晴れて美しい姿を見せている。



   なのに・・・ なのに・・・
   白馬連峰から北だけがどうしても黒く厚い雲が切れない。




   神様 おねがい。 おねがい。 おねがいします。。。

   私に さちに あの山々を見せて。 おねがいします。。。   


                                   (つづく












2009/10/16

諦めて振り向いたその一瞬、、 初冠雪が。。。

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   後立山連峰の初冠雪・・・ 白馬三山 (白馬鑓ヶ岳 ・ 杓子岳 ・ 白馬岳)  2009.10.9 pm4時半頃。





   どうしてこの写真が撮れたのか・・・

   山は濃い霧ですっぽり覆われていたのに・・・




   ついにその日は霧が晴れることもなく
   脳裏に焼きついて離れないあの真っ白な岩肌は
   待っても待っても私の前に姿を現してはくれませんでした。






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   あの美しい岩肌・・・
   
切ないほどの艶かしさを秘めたあの岩肌・・・

   雪に閉ざされる前に・・・
   雪に閉ざされる前に・・・  もう一度・・・


      。。。あの日の記憶。。。






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   もう今日は無理ね。

   山のお天気のタイムリミットは午後の2時。


   本当に不思議なんだけど

   必ずと言っていいほどその時間になると風が出てくる。


   そんな日はそれ以上待ってもまず晴れては来ない。

   と 知りつつも未練がましく待ち続ける私。


   さっきまでぽつんぽつんといた人達も気づけばもう誰もいない。

   ついに諦めて振り向き振り向きリフト乗り場に戻ったのでした。




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   帰りのリフト、、、

   目の下には広いゲレンデに放牧された牛の群れが、、、


   この長閑な風景、、、

   ここに来る度に何度も見ていた風景、、、


   それがいつも胸に哀しいものを呼び覚まさせる。


   無心に草を食むこの子たちの

   明日の運命に胸が痛くて痛くてじわっと涙が湧いてくる、、、




   >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


   リフトを降りゴンドラを降り
   様々な想いを胸に帰路に着いた。


   5分ほど走って
   山が見えそうな所に来て車を止めて振り向いた。





   暮れ逝く夕空に、、 雲の切れ間に、、、

   くっきりと初冠雪を頂いた白馬三山が、、 一瞬現れて雲の中へ、、、   
涙が、、、 





   あれは夢、、、  だったのかも知れない、、、






2009/10/14

濃霧、、 山は魔物。。。

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                                                  濃霧渦巻く八方池周辺・・・





   八方池はほんとに小さな池。
   対岸の人とお話ができそうなほどのかわいい池なの。


   サンショウウオが棲息しているんですよ。


   私も昔見た記憶があるんだけど
   今回一度も見られなかったのは
   数が減っているのかも知れないなと思ったりして。


   湧き出した水は周辺を潤し湿地帯を育んでいるのだけれど
   そこから谷に向かって急な斜面になるので
   その湿地帯もほんの小さなささやかなものなの。




   この濃霧の切れた辺りが・・・  あの草紅葉のネックレスだった所・・・ ね^^


   そして霧にすっぽりと覆われているところが・・・  昨日の神秘的なダケカンバの林。




   カメラのレンズに当たっているのはみぞれ混じりの雪。
   写真を見たらとても寒そうなんだけど
   耐えられたのは風がなかったからなの。


   標高2060メートルの山で
   雪が舞っていて風があったらとても寒くて
   こんなにのんびり霧が晴れるのを待ってなんかいられない。



   第一 あたし 寒いの大の苦手なんだもん。




   こんなに山が好きになる前だったら
   絶対ここでおにぎりなんて食べられなかったと思うもの。


   こんな霧の中を歩く人の気が知れないと思っていたくらいだもの。


   山に魅せられて
   その山に引き寄せられるように何度か来てみるとしみじみ思う。



   山は魔物。 一時たりとも同じ顔をしていない。



   こんな安全なはずの山でも霧に巻かれたら
   方向を見失って遭難だってし兼ねないんだなと思ったりもする。







   この写真の左側に見える尾根を登って行くと唐松岳に着くのね。


   その唐松岳から降りてきたおじさんが
   唐松は夕べからの雪が凍っていて
   とてもこんな装備じゃ行かれないと言っていた。


   その姿は確かに軽装で
   ちょっとハイキングって感じ。
   その装備で登山なんて大丈夫?? って思った。


   引き返して正解でしたね おじさん^^


   でも東京から来たというから決断には勇気が必要だったみたい。
   今日は下で温泉にでも入ってのんびりするよーーーって。


   ほんとほんと ほんとに正解ね^^ 
   その決断がなかなかね なかなかできないものなんですよね^^


                                    (つづく   


   






2009/10/13

時雨、、 みぞれ、、 アラレ、、 そして雪。

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                                               霧の八方尾根第3ケルンより




   山も山肌も深い霧の向こう・・・

   谷ひとつ隔てた手の届きそうな所にあるのに全く見えない。


   時折薄らぐ霧の中・・・

   前山の稜線が美しいラインを描いて現れては消える。


   晴れていたらこの上に・・・  あの・・・ あの・・・  不帰の嶮、、 カエラズノケン、、、




   二週間前・・・

   このあたり一帯は深く沈むような真紅に染まっていた。


   その中に・・・

   倒れた一本のダケカンバの木だけが純白を浮き上がらせて痛々しかった。


   すっかり葉を落とした今・・・


   激しく蠢く濃霧に

   幻のように浮かんでは消えてゆく情景は

   この世のものとは思えない神秘な世界を垣間見せていた。




   リフトを降りてここまでゆっくり歩いて一時間半あまり。

   ずーと霧の中だった。


   白い柔らかな塊が顔に当たる。   わあー アラレだーーー^^

   それがぐじゅっと崩れる。   ん? みぞれ??

   ふわっと風に乗ってくる。   ああ 雪 雪・・・  ああ わたしの初雪^^




   晴れそうにない・・・ 

   こんな山の上で・・・ 舞う雪の中でおにぎりを食べる。

   濡れた岩に腰掛けて・・・



   

   昔の私だったら・・・  きっと泣き出していただろうな・・・


                                    (つづく










2009/10/11

雪・・・ 雪・・・ ああなんて・・・

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                                                     初冠雪の白馬岳・・・ 





   10月9日、、、

   三度目の正直、、 なるか、、、




   あの艶かしさを秘めた真っ白な岩肌をもっともっと間近で見たい。


   雪に閉ざされる季節を思ってか
   草紅葉に彩られたその岩肌は哀しげなほど美しかった。 つい二週間前。





   もう寒くなっているだろうな、、 
   と 思ってはいたけれど
   身支度を整えているうちにわずかに青空がのぞいて陽が射してきた。

   濃い霧がぐんぐん上がってゆく。 思ったほどには寒くない。




   駐車場のおじさんが言う。
   「だいじょーーー だいじょーーー  晴れるワ。」  

   つられて私も、、、 「だよね だよね  晴れるよねーーー」



   「山 雪だじ。 寒いで早くけえってきましょ。」
   「・・・ 雪? ほんとに雪なの?? おじさん。」


   「初冠雪だでね。 オラも朝見たいね。 朝はよく晴れてたでね。」
   「・・・ そうなんだーーー。  あたしたちラッキーなんだね。」




   雪・・・ 雪・・・
   
   そうかーーー 雪かーーー でも頂上だけでしょ きっと、、、
   だったら余計にきれいに見えるはず はず はず。 期待は膨らむ。。。






   山は・・・ 八方尾根は・・・ 行けども行けども流れる霧の中。



   一瞬たち込め消えてゆく・・・
   あの岩肌見えるかな・・・  

   うーん 見えない・・・  すぐ目の前にあるのになーーーー



   色を失った草原・・・  
   まだわずかに残る草紅葉の中に可愛らしい花が・・・  実が・・・





   風にゆれて・・・  
   ああ なんて いじらしい・・・   いとおしい・・・ 


                                       (つづく


















ほんの一瞬、、 深い霧から、、、

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   夕闇迫る白馬鑓ヶ岳(ハクバヤリガタケ)と杓子岳・・・  この右に白馬岳があるのですが・・・



   

   台風一過、、、

   すばらしい晴天に恵まれるはずよね。

   ところがここは台風が通らずに避けて行ったのでした。


   学校は休校、大糸線は運休、、 何か拍子抜けねってみんなが言ってました。


   前夜、晴れ渡った八方尾根を歩く姿に胸躍らせて眠りにつきました。

   目覚めてみると期待したほどの青空がないのです。

   晴れるかなーーー。  でもお休みは今日しか取れない。



   よし、出かけよう、、、 

   雪が降る前に、、 あの美しい山肌にどうしてももう一度、、 会いたい、、、 



   大町を過ぎ、トンネルを抜け、佐野坂から白馬村に入る、、、  

   ほんのわずかな青空、、、  


   その下に白馬鑓ヶ岳の中腹が見えた!!   ん、、 雪? かな?

   頂上は濃い霧にすっぽり包まれていて見えない、、、  

   晴れて来るのか、、 雲が厚くなってゆくのか、、、


   八方尾根の山の上は標高2060メートル、、、 

   一瞬でも晴れれば後立山連峰の峰々が眼前にあの美しい姿を現す、、、


   心は浮き立ち、、 心はもう山の上、、、


   三週間前、、 あの一面の草紅葉との夢のような出会いがあった。

   二週間前、、  深い霧の中で見た不帰の嶮 (カエラズノケン。 


   先週のお休みはどんよりとした厚い雲が垂れ込めていて泣く泣くあきらめた。

          

                                          (つづく












2009/10/10

美しい初冠雪の後立山連峰。。。

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   後立山連峰の初冠雪・・・ 白馬三山 (白馬鑓ヶ岳 ・ 杓子岳 ・ 白馬岳)  2009.10.9 pm4時半頃。




   またまた山にとり憑かれてしまった


   困った・・ 弱った・・ やっかいな・・ どうしようもない・・ さちです。


   その様子は・・ 明日から・・ 書こうと思います。


   また読んでいただけるとうれしいです^^






2009/10/06

ありがとう・・・ って・・・ 涙が・・・

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   ありがとう って 涙が・・・


   あなたが こんなに いとおしい・・・


   こんな日が あたしに まだ あるなんて・・・


   あたしの心は あたしの心は いつだって 彷徨っている・・・


   これがあたしよ って 言ってみたい あなたのように・・・


   きれいでしょ あたしを見て って 言ってみたい・・・


   言ってみようか な・・・ 


   そうだ 言ってみよう だ~れも 聞いてないし・・・


   ねぇ ねぇ あたし きれいでしょ・・・




   。。。 。。。 。。。 。。。

   きれいよ  とっても^^ 

   。。。 。。。 。。。 。。。






2009/10/04

・・・雅夜に、、 みやびよに、、、

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                  雅夜に 縄文の君 照らす月 


                        今 東山やま の 端に 昇りくる神秘









2009/10/03

・・・無限の彼方から、、 中秋の名月、、、

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     あの無限の彼方から打ち寄せる雲の波に身を任せようか、、  今夜は。












2009/10/02

・・・白い山肌のネックレス。。。

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                                                  八方尾根の草もみじと紅葉




   ね。 ね。

   ほんとでしょ。

   ネックレスでしょ これ。


   白い山肌に

   きれいに

   ディスプレイされてるでしょ。


   何連あるのかな。

   10連以上はあるわよ。


   ほしくなるでしょ。

   こんなネックレス。

   あたしもほしい^^


   10連としてーーー

   さあて誰にあげよっかなーーー



   みっちゃんでしょ。   いちばんの友達・・ 奈良にいるの・・・

   あーちゃんでしょ。   これ・・ 妹・・ ガンコちゃん^^

   まーちゃんでしょ。   これも・・ 妹・・ 辞書の虫^^

   なっちゃんでしょ。   息子のかわいい彼女・・・

   とっこちゃんでしょ。  友達の娘さん・・・

   まちゃちゃんでしょ。  友達・・ とっこちゃんのおかあさん・・・

   いーちゃんでしょ。   友達・・ おそば打ちの名人さん・・・

   まちゃちゃんでしょ。  ながーーい友達・・ 大酒のみ^^

   ゆうちゃんでしょ。    インドで知り合った友達・・ 静岡にいるの・・・

   さっちゃんでしょ。    あ・た・し^^



   あたしって女の友達5人しかいなかったんだ、、  んだね^^

   それも滅多に会わない人ばっかりだ、、  だね^^


   もう20年以上も会ってない、、 けど、、 彼女とは仲良し^^

   一年に一度しか会わない、、 けど、、 同じ町に住んでる^^


   何だかよくわかんない、、 けど、、 よく繋がってるなーーー  不思議^^




   なに言いたかったんだっけ・・・ って

   そうだそうだ・・・ 




   草紅葉のネックレス・・・  

   みんなで分けるんだった・・・  んだ^^



   ほかにほしい人いたら・・・  早いモン勝ち・・・  だよーーーー^^

   
  





2009/10/01

・・・艶かしくも美しい、、 この白い肌。。。

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   白馬山系の山々の

   匂うようなこの白い肌、、、



   一瞬、、、

   雪かと見紛うほどの白い岩肌、、、

   

   草紅葉に彩られたその色は

   恥じらうような艶かしさを秘めて限りなく美しい。



   私の胸の奥の奥を揺るがすのはこの艶かしさ。



   激しく湧いては這い寄り迫りくる濃霧に

   狂おしく身を焦がすかのような白い白い岩肌、、、



   あなたは、、 あなたは、、 何て美しいの。







   山は雄々しくあれ、、  と、、  いつも願ってきた、、  けれど、、、

   
   山はこんなにも繊細な線を描くこともあるのね。





   か細く白い筆先が

   やさしくやさしく友禅模様を描くように肌を滑ってゆく。





   人間なんて、、 人間なんて、、 もう、、 どうでもいい、、 ふとそんな思いが、、、





   わたしの胸を

   これほどまでに揺るがすものは、、 他にはないもの。



   ああ、、 人間なんて、、、 

   私なんて、、 何てちっちゃな存在、、 儚い存在。







   山の名は、、 多分、、 白馬鑓ヶ岳、、、 
(ハクバヤリガタケ







   標高2903メートルの山に描かれた自然の造形もまた


   見つめても見つめても私にその全容を見せてはくれなかった。