2009/06/08

♪~ 神聖な山に祈りを捧げる・・・ 【山の深さに 】

  
  
  



    槍ヶ岳開山の祖、播隆上人。

 
             
    播隆上人 (ばんりゅうしょうにん) の 像があるのは、
    長野県、松本市の JR松本駅前の広場。
              
    この厳しいお顔を見るたびに私の心はピリッと引き締まります。

              
    日本のマッターホルンとも呼ばれる北アルプスの槍ヶ岳 (標高3180M)


    この霊峰に心奪われ、 
    槍ヶ岳の開山に生涯を懸けたのが江戸時代後半の浄土宗の僧 播隆上人 です。       




              
    憧れの槍ヶ岳、、、 一生に一度でいいからあの鋭鋒に立ってみたい、、、


    
私みたいな登山経験の浅い者が、
    
槍ヶ岳の、あの鋭い穂先に立つことができたのは、この播隆上人のお陰だったのです。

             
    播隆上人の槍ヶ岳開山、、、
    それは、あの英国の登山家ウェストンが、
    世界に向けて日本アルプスを紹介するより、65年も前のことだったといいます。

                             
    その播隆上人の波乱の生涯を描いたのが、新田次郎さん の 「槍ヶ岳開山」、 


    そして、、、 それよりはるか以前に書かれた、穂刈三寿雄さん の
「播隆」 です。




    以下はこちらのHPより引用させていただきました。

     http://www.mcci.or.jp/www/yarigatake/ban.htm
 

             
    天明6年、越中に生まれた播隆は、生涯のほとんどを一介の苦行僧として過ごした。
    混濁の世俗を捨て仏門に入 ったはずの彼だが見たものは、
    やはり俗界同様のみにくい風潮がみなぎる宗門の内情であった。
    深山幽谷での修行に入った播隆は、やがて槍ヶ岳開山の悲願を抱 くに至る。
    天を突き刺すような鋭峰の頂きに、清浄静寂な極楽浄土への道を発見したからにほかならなかった。

    ・・・・・

    播隆が頂上に祠を建立し、後に来る者のために危険な個所に鎖さえ準備した物語は、
    「大いなる初期アルピニスト」の尊称を授けられてよいのだが、彼の功績を知 る人は余りにも少ない。
    いま、JR松本駅前から鋭峰を見つめる上人の孤高のブロンズ像は、
    「人はなぜ山に登るのか」という永遠の問いに無言で答えているかのようである。




              




              これは、以前、もうひとつのブログに書いた日記です。



              穂刈三寿雄さんは
              現在の槍ヶ岳山荘の前身、槍ヶ岳肩の小屋を開設された方です。


              はじめて槍ヶ岳に登られたのは大正3年7月のことだと言います。


              槍ヶ岳に魅せられ、播隆上人を崇拝し、
              遂には、山小屋まで作ってしまったという方です。


              この方もまた、黎明期の北アルプスを語る上で、欠かせない存在の方です。
 


 


      ------------------------------------------------------------------------------




       ♪ 山 の 深 さ に 

            作詞 國井ただし  作曲 早乙女 碧


        
山にあこがれ 山に行く
        山の男の心は軽い 命かけても若者は

          * はかり知れない山々の
           山の深さに 山の深さに
           祈りささげる山男



        空に切り立つ冬山に
        山の男は心を燃やす 茜空よりなお燃えて


           * はかり知れない山々の
           山の深さに 山の深さに
           祈りささげる山男



        灯火
(あかり)やさしい山小屋に
        好きなあの娘の夢見る窓辺 尽きぬ想いを秘めしまま


           * はかり知れない山々の
           山の深さに 山の深さに
           祈りささげる山男





         ---------------------------------


        山に憧れ、、、 山に登る、、、


        そんな時には、本当に、
        祈りを捧げる気持ちを忘れたくないと、常に思ってはいるのですが、、、


        私も含めて、
        山に登る人には、独特のエゴのようなものもあるような気がしています。




        山に登る、、、
        その行為そのものが、神聖な山を穢しているのではないだろうか?


        こんなに安易に登れること、
        そのこと自体が、祈りを忘れさせてしまっているのではないだろうか?


        青柳常夫さんの山の歌を聴くようになって、
        山のこと、山に登る人のことなども、感じることがいろいろあります。


        このことについては、いずれまた、
        自戒の念を込めて、想いを綴ってみたいと思います。








                                         ページトップへ







2009/06/07

* お猿ちゃん・・・ こんにちは・・・ 私 さちです。

  
    
        
  




    お猿ちゃん こんにちは。
    私、、、 お友だち の さちです。


    いっしょに遊びたいんだけど
    今日は いつものお猿ちゃん色の洋服じゃないからダメね。




    雨、降ってるのに 出てきたのね。


    おお にぎやかね~~~ 17~8匹の群れなのかな。
    みんな子供連れなのね。 5~6匹は見たわよ 赤ちゃん。


    ホントにちっちゃい子もいるのね。 手の平に乗りそうね。


    ポンって背中に乗っけて ヒョイヒョイ木に登っちゃうんだもん、、、
    私、もっと見ていたいのにーーーー  おばちゃん怖いの???


    赤ちゃん 小さすぎて うまく写真撮れないよーーーー
    ドーンと構えてるのは 一番偉い ボスさま なのかな。


    どこかで見たようなお顔ね。
    誰かに似てるって言われたことない???  どこかで見たよーーーー






    ボスさま ボスさま、、、  ちょっと聞いていい???


    雨の日ってキライ?? 
    もっと強く降っている時は みんな どうしてるの??


    森の中 寒いでしょ。
    赤ちゃん 風邪ひいたりはしないの??


    もし風邪ひいたら 森の中の薬草なんか 噛んであげたりするんでしょ?
    すぐ、、、 すっごく元気になる薬草なんだっていうじゃない??

    
    あなたたちだけのヒ・ミ・ツ なんでしょ。
    
ねぇねぇ その秘密の薬草ってな~に ??


    こっそり さちに 教えてくれないかな。。。






    谷底に ひっそり生えている あの美しいお花が咲くっていう あれ???


    人間の目には 見えないっていう あれ  ね。。。   


    まだ 誰も 見たことがないっていう アレ、、、   アレね。。。





    不老不死のあの秘薬のことね、、、


    噂には聞いたことあるんだ、、、


    うす紅色の羽衣のような美しいお花が咲くっていうじゃない???


    
崖を滑り降りて 谷底まで採りに行かなくちゃいけないんだってね。。。





    ねぇねぇ そのお花 いつ咲くの???  


    一度でいいから 見てみたいな。。。


    ボスさま ボスさま こっそり教えて。。。


    ゼッタイ誰にも言わないから。。。


    さち 秘密 守るから さ。。。     ブログにも書かない!!     と 思う  /・・)?





    
なになに ふたりだけの時にこっそり教えてくれる?  (まただ! どこまでホントなのかなぁ さっちゃんの話  /・・)? )  






                                              ページトップへ







2009/06/06

* 小麦色のコーラスが聴こえるの。

    
  




    安曇野は 今、、、
    小麦色の風が吹いているの。


    採り入れ間近の麦の穂が大きく風に揺れると
    小麦色のコーラスが聴こえて来るような気がするの。


    そのコーラスはすぐ近くの鎮守の森を抜け
    根付いたばかりのやわらかな稲の苗を撫でながら北へ北へ流れて行くの。


    誰か気づいてくれるかな。 学校帰りの男の子。
    誰か待っててくれるかな。 ちょっとめげてる少女かな。





    青空だったらもっと遠くまで流れて行くのにね。


    お洗濯物取り入れている 若いおかあさんの忙しい体 癒してあげられるのにね。


    そんなに急いでいたらあぶないですよ パート帰りのおかあさんの耳に聴こえるといいね。


    大糸線の二両編成のトコトコ電車 窓辺に座って居眠りしているおとうさんの耳に届くかな。


    忙しすぎて 麦の穂が色づいたことにも気づかなかったおとうさん。


    おとうさん おとうさん 小麦色のコーラス 聴こえますか、、、  聴こえますか、、、 






                                            ページトップへ





  

2009/06/05

* 赤鬼さん・・・ こんにちは・・・ 私 さちです。

  
  





    私たちのこと見て
    この花が好きだとか あまり好きじゃないとか



    可憐だとか清楚だとか 
    華やかだとか毒々しいとか いろいろ勝手なことを言うのね 人間って。



    特に さちさんは 訳のわかんないことばかり言って通って行くのよね。






    あの人 ちょっと変よね。
    私たちのこと見て 写真撮りながら 「何て色に生まれて来たのよ、、、」 ですって。



    大きなお世話よね。 だから 私 言ってやったの。 
    「さちさん さちさん なんて色って 何色なんでしょう???」 って。



    そしたら あの人 困った顔して 
    「赤じゃないしーーー  朱色じゃないしーーー 緋色じゃないしーーー 紅色じゃないしーーー 」
    「そうよそうよ!  赤鬼色よ!!!」 ですって。






    赤鬼1. 「んまーーーーー 失礼しちゃう!!  私たちって 赤鬼色なの???」

    赤鬼2. 「それって かわいくないってこと???  だったら ゼッタイ許せない!!」

    赤鬼3. 「でもさぁーー それって いいじゃん。  私 気に入った!!!」

    赤鬼4. 「どーーーーでも いいよーーー。  どうせわかっちゃいないんだからサ。」

    赤鬼5. 「あの さちだろ。 あんなのにまともに付き合っちゃいられないよ。 言わせておくさ。」

    赤鬼6. 「でもね あの子は可哀想な子だよ。 自分が幾つになったのか解かってないんだよ。」

    赤鬼7. 「そういえばあの人 自分が人間だって気付いてないみたいよね。」

    赤鬼8. 「ああいう子につける薬はないなぁ~~~~。 マズイよなぁ~~~~ あれは。」

    赤鬼9. 「赤鬼色でも 青鬼色でも オレたちゃどうでもいいけど 問題はあの子の頭だよなぁ。」

    赤鬼10.「あれはマズイ、、、 あれはマズイ、、、 あれで一生終わるのかいな、、、 、、、 、、、」








                                                  ページトップへ







2009/06/04

* 山藤みれん・・・  未練未練のさちですから^^

    
  
    -クリックで大きな画像がご覧いただけます。 すばらしいですよ^^-



    
    こんな山藤に出会っちゃったら
    やっぱりお見せしたくなっちゃいます。 


    いつだって、、、 未練未練のさちですから、、、


    この写真、、、 絶対、、、 クリックして大きな画像で見てくださいね。
    本当にすばらしいですから、、、 本当ですから、、、 、、、 、、、




    今年はもう会うこともないと思っていたの。
    この間の山藤シャワーで十分しあわせだったんだもの。


    沢筋ひとつの違い、、、 
    たったそれだけで数日ずれるのね。 


    北アルプス山麓に吹く冷たい風、アルプスおろし。
    その冷たい風の通り方の違いで、花を咲かせる時期が決まるみたい。


    私、、、 やっぱり、、、 山藤の精に呼ばれてる^^   私、幸せね。





    ----------------------------

    実は実は、、、 実は、、、 なんです、、、 が、、、
    今更なんですが、、、 これは、、、 山藤ではないのかも知れないんです。


    私は、子供の頃からずーと山藤だと思っていたから、
    ホントは認めたくないのですが、ふとしたことから知ってしまったんです。


    これなんです、、、    
      


    


    
    



    この巻き方が左巻きらしいんですけど、、、 これって左巻きですか???
    検索で調べてみたんですけど、、、 やっぱりよく分からないの。


    右巻きというのは、朝顔なんかの蔓の巻き方なんですって。
    それと逆の巻き方の藤は、この、ノダフジ、、、 ということになるみたいです。





    私、昔から左右オンチなんです。 
    向かい合っちゃったら、ご飯とお味噌汁を置く位置が分からなくなっちゃうぅぅぅ    /・・)?


    そんな私に、、、 こんな難題、、、 ムリ、、、 よね。
    何度見てもよく分からなくて、、、 もう泣きそう、、、


    だから、、、 検索で調べれば調べるほどわからなくなっちゃって、、、




    ひどいのよ、、、 右巻き・左巻きの定義は見る方向によって異なる・・・ 


    なんて書いてあったら、、、 


    もう、、、 わたし、、、 どうすりゃいいのよ、、、 って感じよ !!


    あげくの果てに、、、 分からない場合は葉の枚数で確認しましょう、、、 だって、、、


    ヤマフジは11枚、、、 ノダフジは11~19枚なんですって、、、


    そしたら、、、 11枚の葉だったら???   もうイヤ、、、  つ・か・れ・ま・すぅ、、、





    私、、、 やっぱり、、、 山藤がいいっ !!!!!




    このHPの説明って分かります???   さちには、、、 ムズカシスギマス 先生。






                                             ページトップへ






2009/06/03

* 筋肉の秘密・・・  叶わぬ夢。

  
  
 



    
御開帳の参拝を終えて、
    人の波から離れ、あちこち見ながらゆっくり戻りはじめました。


    行く時から気になっていた仁王門で足を止めて、
    この仁王様をじっと見つめました。


    これなんだ!!  私は確信を持ちました。


    善光寺とも
、 御開帳とも、、、
    この、高村光雲作の仁王様とも全然関係のない話なのですが、、、


    まるで取ってつけたみたいな、、、 本当にアホみたいな、、、 お話なのですが、、、





    
---------------------------

    ここで、、、 
    なんで、、、 
    青柳常夫さん????????    って  /・・)?


    なんてったって、、、 さちのことですから、、、    どうかお許しを、、、




    私がずーと気になっていること。  それは、青柳常夫さんの筋肉のこと。



    一度もお目にかかったことがないので知る由もないのですが、、、


    青柳さんの歌を聴き始めて、
    最初は、ただただ素晴らしい・・・
    大好き・・・ と 毎日毎日感動してばかりの日々でした。


    こんな移り気な私が、
    いくら大好きでも、どうしてこんなに毎日毎日聴き続けられるんだろう・・・


    どんな中毒だって、もういい加減、飽和状態になるものじゃないのかしら・・・




    ---------------------------

    あの濁った耳事件?  あの時から青柳さんの歌は一変していました。
    それまで聴いたことのないほどの、ピュアで柔らかな、深みの増した歌声になっています。


    それまでも、ずーとずーと気になっていた青柳さんの筋肉。


    そのやわらかな深みのある歌声を聴いていると、
    手にとるように浮かんでくる筋肉の動き。


    力強さから筋肉の動きが浮かんでくるのなら、それはよく解かるのだけれど、、、


    声帯の強さは言うまでもないこと、、、  
どんな歌い手さんだって持っている。


    何かが大きく違う、、、
    この声の、透明感のある、深い深い響きは、どこで作られているんだろう???


    聴く度ごとに、毎回毎回胸の奥に染み込むこの深い声は、どこで作られるのだろう???


    山の歌の、この力強い逞しい声と、、、 
    シャンソンを唄う時の、落ち着いた柔らかな本当にやさしい声、、、
    とても同じ人の歌とは思えないほどなのです。 
    


    声帯の強さ、腹筋の強さだけでは、この異質な様々な声は出せない。
    体中、全身が筋肉の塊。  脚・腰・背中・胸・腕、そして首回り、、、


    ビクともしない筋肉がなければ、、、 これらの声は、、、 絶対に出せない。


    ビクともしない、、、
    そして、弾力に満ちた筋肉がなければ、この声は出せない。 ずーとそう感じていました。


    きっと間違っていない、、、
    仁王様の筋肉を見て、私は確信のようなものを持ちました。


    天性の素晴らしい才能に違いありませんが、、、
    その声を生み出す身体の構造も、また素晴らしいに違いない、、、 




    青柳常夫さんの、
    この歌を唄っていた頃の、、、 お若かった頃の、、、 筋肉の構造が知りたい、、、  

    特に、声帯の周りと、左右から後側の首の筋肉の動きを見てみたい、、、


    叶わぬ夢なのかしら、、、








                                            ページトップへ






2009/06/02

* 善光寺の御開帳 -2- 祈る瞳の美しさ。

    
      



    
撫で仏 「びんずる尊者」


    紹介文には、、、
    「お釈迦さまのお弟子のひとりで、人々の病を引き受けてくださるという信仰があり、」
    「撫で仏とも言われます。」 と、書かれています。


    自分の痛い所や悪い所と同じ場所に触れると、
    それを代わって引き受けて下さるという信仰があるんですね。


    
「びんずる尊者」のお身体は痛々しいほど磨り減っていました。
    目や肩やお腹や膝が特に磨り減っていました。


    こんなに多くの病に苦しむ人々の心を癒して来られたのかと、
    信仰心の浅い私でさえ思える様な有難いお姿でした。




    この、
「びんずる尊者」の周りも物凄い人の波でした。
    みなさん、それぞれが抱える病の場所に触れることができたのでしょうか?

    
    本当は、、、 
    この周りにいらっしゃる方々のお顔も写っているのですが、
    さすがに、ここに載せる訳にはいきません。


    その、みなさんのお顔のきれいだったこと。


    ご年配の女性の方が多かったのですが、
    一途なその表情がとてもきれいで、
    私はペシャンコになりながら、うっとりしていました。




    現世でご利益を、、、 というのが未だによく分からない私、
    いつもどこか冷ややかな目でしか見られなかった私、、、


    そういうのも こういうのも いいんじゃないのかしら、、、 
    ふと、、、 そんな気持ちが湧いて来ました。 





    祈る瞳の美しさ、、、 

    二十数年前、、、 インドの寺院で見たあの懐かしい光景を思い出していました。 


    






                                            ページトップへ







2009/06/01

* 善光寺の御開帳 -1- 人の波に揺られて。

  
  




    5月31日まで行われていた、
    善光寺の御開帳、、、 私は30日の土曜日に行って来ました。


    7年に一度の
御開帳、
    私は過去に一回しか行ったことがありませんでした。


    それも30年以上も前のこと。
    今まであまり関心もなく、わざわざ人込みの中に行く気になりませんでした。


    それなのに何を思ったのか、当日の朝10時半、思い立って電車に乗りました。


    長野までは普通列車で一時間ほど。 
    
有難い御開帳、、、 なのに、、、 私の動機はとても不純でした。




    ・・・人の顔が見たい・・・
    ・・・人込みの中に身を置いてみたい・・・ と 思ったのです。


    理由も何もありません。  ただ 突然 そう思ったのです。


    テレビも見ない。 ラジオも聴かない。 たまにスーパーに買い物に行くだけ。
    人ってどんな顔をしていたんだっけ、、、 私は、、、 人を忘れてしまったような気がする。


    勿論、町でも仕事でも人に会ってはいるんだけれど、
    それはいつもほとんど同じ日常の顔。


    人ってホントはどんな顔をしていたんだっけ、、、




    
---------------------------

    電車に乗ってみると何だかうれしい。 
    人の顔がとても新鮮。 みんな携帯に夢中、、、
    ああ、、、 そうなんだ。 本を読んでいる人より携帯してる人の方が多いんだ、、、


    メールの先にはどんな顔があるんだろう。 ちゃんと繋がっていてほしいな。
    今までは、電車に乗ったら移りゆく景色ばかり見ていた私だったのに、、、




    長野に着いて中央通り商店街を行くと、
    まばらだった人が、だんだん人の波になって行く。


    門前に着く頃にはぎっしりのラッシュアワー状態。
    内観で参拝される人の列は2~3時間待ちだとか、、、


    警備の方がマイクを握りしめて、「最後尾はこちらです。 最後尾はこちらです。」 と、、、
    その列は何十メートルも続いているのに皆さん並んで待っている。 
    もう2時過ぎなのに大丈夫なのかしら、、、  私は並びたくない、、、 


    参道を埋め尽くす人垣にギュウギュウ押されながら、
    右に行ったり左に寄ったり、小さな私は本当に潰されそう、、、  ペシャンコになりそう^^




    今日ここに来ている人は、回向柱
(えこうばしら)に触れるために来ている人々。


    「前立本尊」 と 綱で直接結ばれているこの
回向柱に触れると、
    阿弥陀如来様と縁がつながり、極楽往生が叶うとされているのだとか。
    今回の
御開帳だけでも、何百万人もの参拝者が祈りを込めてこの柱に触れたのだとか。


    




    今ここにいるこの人たち、、、 何万人かの人たち、、、
    ツアーであれ、お付き合いであれ、、、 敬虔な参拝者であれ、、、
    私のような不純な者であれ何であれ、、、 同じ想いを持ってここにいる、、、



    善光寺に行こう。 御開帳に行こう。 そう思ってここにいる。



    何だかとてもうれしい気持ちで、私は、人の波に揺られていました。


    善男善女、、、
    みんな、ちょっと疲れているけれど、きれいな顔の人たちばかりでした。







                                      ページトップへ





2009/05/31

* 大好きなおばちゃん・・ と・・ 私。 -2- 深い業。

  
  




    おばちゃんが、
    深い業を抱えていたことを私は誰に聞いた訳でもなかった。



    おばちゃんの瞳の奥にある、、、
    どうにも救われようのないような、この儚げなものは何なのだろう、、、

    気性の激しさと裏腹な、このはかなげなものは何なのだろう、、、



    私には、それがとても不思議な、神秘的な心の世界に見えた。

    こんなに哀しい心で人は生きて行かなくてはいけないのだろうか、、、
    いつからか、おばちゃんが可哀想でかわいそうで仕方ない人に感じるようになった。



    おばちゃんには毒があった。 その毒がいつも誰かを困らせていた。
    嫌いな人には徹底的に冷たく当った。 


    それは、自分でもどうしようもない悲しい性だとおばちゃんはわかっていた。


    冷たく当る、、、 には、、、 当るだけの理由があった。
    けれど、そのことをおばちゃんは口にしない。 ただその人に冷たく当った。


    いろいろな話の端々からおばちゃんの半生を想像すれば、
    その理由は、私には手にとるようによくわかったのだけれど、、、


    それは、おばちゃんの素直に表せない深い想いから来ていたのだけれど、、、
    おばちゃんほど深い愛情を持ち合わせていた人は、他にはいなかったのだけれど、、、




    深すぎる愛は、、、 時には切れすぎる刃物になる、、、 猛毒になる。

    おばちゃんはそういう人だった。  生まれ持った深い業に悩まされ続けていた人だった。




    華のあるおばちゃんは、毒も合わせ持っていた。
    物凄く鋭い感性を持って生まれて来た人には、必ずある毒、、、


    そんなおばちゃんは、なかなか心の内を理解されず、、、
    いつも大きな誤解を招くようなことばかり繰り返していた。


    ちいさな頃から私には優しかったおばちゃん、、、
    私は、一度もイヤなことを言われた記憶がなかった。
    

    大人になっても、、、
    「おお おお、お前はかわいいなぁ、、、」 と、
    大好きな猫の頭を撫でるように可愛がってくれた。


    その可愛がり方は、、、
    周りの人には異様に映っている、、、 と、、、 小さな頃から私は感じていた。

   
    私にも、、、
    おばちゃんと同じ毒が潜んでいることに気づいたのは思春期の頃だった。







                                        ページトップへ






2009/05/30

* 大好きなおばちゃん・・ と・・ 私。 -1- さだめ川。


   
    -おばちゃん家のオダマキ-



    庭にいろんなお花が生えて来るのに
    みんな抜いちゃうおばちゃんだったの。


    おばちゃんが残していたのは
    自分が好きな*松葉ぼたん* と
    おじちゃんの好きな
*オダマキ* だけ。


    もう二人ともいないの。
    この庭に二人の姿はないの。
    思い出の花だけが咲いているの。




    私、おばちゃんが大好きだった。
           

    お花、みんな抜いちゃうのに、
    それでも、おばちゃんのことが大好きだった。
           

    山にいた頃、
    私の家の隣に住んでいた、
    わがまま気ままなおばちゃんは、
    なぜか私だけを特別によく可愛がってくれたの。


 
   おしゃれでとてもきれいなおばちゃんだった。


    10代から東京で働いていたおばちゃんは、
    山にはとても住めない人で街が大好きな人だった。


    二人には子供がいなかった。




 
   まだ、学校にあがる前のこと。
    山育ちで、、、
    掘ったばかりのイモみたいな不細工な私を連れて
    おばちゃんはよく街へ買い物に行ったの。


    おばちゃん、、、 恥ずかしくなかったのかな??  今でもそう思う。。。
    

    あんなにおしゃれで、、、
    コロンの匂いをさせているような素敵なおばちゃんが、、、
    イモみたいな私を連れて街を歩いていたなんて、、、




    おばちゃんは不思議な人だった。
    どこに行っても物怖じしない度胸の据わった人だった。


    男の人並みの大酒呑みで、物凄く歌のうまい人だった。
    若い頃からあんなに味のある歌を唄えていたおばちゃん。


    おばちゃんの歌には、、、 深い何かがあった。


    歌は、、、 
    心の底の底の、、、
    深い深いものを映すものだと教えてくれていた。


    私は未だかつておばちゃんより歌のうまい人に会ったことがない。


    本当に天性のうまさだったと思う。
    演歌も民謡もこのおばちゃんの右に出る人はいないと私は今でも思っている。




    賑やかなことが大好きで、、、
    大好きで、、、大好きで、、、大好きで、、、  とっても淋しいおばちゃんだった。


    私は、このおばちゃんに、、、
    人間には、、、 どうにもならない深い業があることを教えられた。


    そんなことを、、、
    軽く口にするようなおばちゃんではなかったけれど、、、
    深い深い業を抱えたおばちゃんだった。





    そんなおばちゃんの姿、それは、私にだけ見えていたのだと大人になってから知った。




    ある時、おばちゃんが、、、
    「さち、、、 ちあきなおみの、さだめ川のレコード買って来て。。。」 と 言った。




    ちあきなおみ さだめ川。。。





 
                                           ページトップへ






2009/05/29

* 浄化された体が求めるものは・・・ -4- 青柳常夫さん。

  
    




    苔むす岩の割れ目から湧き出してくる清水。

    ここではじめて地表の温度を知る清水。
    

    耳にやさしく心地よいこの音を表す言葉を知りません。

    耳だけが知っているこのピュアな音。





    -----------------------------

    私の脳は、ついに、このピュアな音を探し出せなかった。
    記憶の引き出しは
開けっ放しのまま散らかり放題。
    空き巣に入られた部屋さながら。


    仕事モードに切り替えるためには、
    まず、おかゆを食べなくては、、、 シャワーもしなくては、、、

    這ったり、うずくまったりしながらも、何とか準備は少しづつ進みました。

    着替えて歯磨きして、、、 ふと気づくと、体が軽くなっています。
    あらっ あらっ?  、、、 つい今しがたまでの重だるさがないっ  ??? ン ???



    スイッチON! パチッ!
  はいっ!! 仕事モード!!!  電子レンジ並み・・・



    こんなことってあるものなの???

    んっ???????  狐につままれたみたい。


    何が起こったの???
    お茶碗半分、、、 やっと食べたおかゆが
こんなに効く?????



    何はともあれ お仕事モード お仕事モード^^    ??  ン  ??  まっ イっっっカ。





    -----------------------------

    夜7時、仕事に出かけました。  夜9時半、仕事が終わりました。

    車に乗りました。  もう5日間も青柳さんの歌を聴いていません。

    迷いました。  あの怖さが蘇ります。

    もし、、、 あの魔音だったらどうしよう、、、

    どきどきしながら、、、 恐る恐る、、、 思いっきり小さな音で聴いてみました。




    ン ??? ???  えっ ??? ???  
    ウソ、、、 ウソでしょ、、、 ウソでしょ、、、 、、、



    これ、、、 私の耳?????
    これ、、、 ホントに青柳常夫さん?????



    何てきれいな声・・・  ??? ???



    私の耳、今まで何を聴いていたの?
    そんなに、そんなに、、、  濁っていたの???



    私の耳、、、、、、、、、、、、、  今までこんなに濁っていたの???
    こんな濁った耳で、、、、、、、  私は今まで青柳さんの歌を聴いていたの???




    涙があふれてきました。
    それほど、、、 クリアで、、、 ピュアな歌声でした。
    はじめて聴く、、、 青柳常夫さんの、、、 本当の歌声でした。




    -----------------------------

    浄化された体は、、、

    ピュアな味しか受け付けなかった舌のように、
    濁った耳もすっかり浄化してくれていたのです。



    あの魔音は、、、

    私の潜在意識の中にある、
    拒否し続けてきた音のトラウマを浄化するための過程だったのかも知れません。



    あんなに血まなこになって探した、きれいな水の湧き出す音。


    クリアになった体が求めていたピュアな音、、、


    
私の記憶の中には、
    濁った耳で聴いていた、、、 濁った音の
記憶しかなかったのでしょう。


    それは、探せるはずのない音だったのでしょう。





    -----------------------------

    耳を浄化する方法はたったひとつ。  極限までの断食。

    それしかないことを知りました。



    私は昔から飽食の時代を信用できずにいました。

    飽食の時代の味覚を信用できませんでした。

    テレビを見なくなったのもあの映像に辟易していたから、、、



    私は飽食の時代の音楽も芸術も信用していません。


    飽食、、、
    そんな中から生み出されるものには、私は、何の価値も感じません。



    きっと、、、 耳が濁っているのは私だけじゃない、、、 そう思います。 







                                          ページトップへ









2009/05/28

* 浄化された体が求めるものは・・・ -3- 貴婦人と花魁。

    

  
    -クリックで大きな画像がご覧いただけます。 見事ですよ^^-




    
幽玄山藤・・・

    私は山藤の精に好かれているのかもしれない。
    何て幸せなさち、、、 今年の出会いで確信を得たような気がするの。



    この写真、、、 去年の5月28日、、、

    私のもうひとつのブログ、
    そちらでの長いお友だちの方にはお馴染みの写真ですね。

    実は、この優雅な貴婦人のような山藤とも、
    神さまのお引き合わせとしか思えない出会いがあったの。

    その日は、
    かわいい *ひよこ* に 会いたくて、山を幾つも越えて行ったの。




    しっかり場所を確認せずに出かける私の悪いクセ、
    
ナビはお口、、、    山の中だもん、、、 行けばわかるわよ、、、


    コッコッコッコッ コケーコッコッコッコッ、、、


    ニワトリの鳴き声だってするでしょ、、、
    500羽もいるんだって言うんだもん、、、    な~んて感じ。 



    その集落の名前は間違ってなくて、
    途中で何度か聞きながらその近くまでは行かれたの。




    だけど、、、 もうお分かりね。   さちのことだもん、、、 また山道で迷ったの^^;


    そうそうそうそう、、、 そうそうそうそう、、、
    左に曲がる道を右に曲がっちゃったーーー。   ええっ イツモノコトデス。


    この先に人家があるとは思えないよね~~~  道、間違えたみたいだね~~~
    どこかでUターンした方がいいんじゃない? 一緒に行った妹が心細そうに言うの。




    と・・・


    その先のカーブでUターンしようと思ったその時、、、


    まぼろしのように目の前に現れたのが、、、
    この貴婦人のような、、、 たっぷりと見事な、、、 山藤だったのです!!


    深い谷底から、、、 ゆうに30~40メートルはあろうかと思える高さ。




    今、こうして思い出していても涙が出て来るの。 あんな出会いがあるものかしら、、、   


    こんな山藤に、、、 いつかは逢いたいと、、、 どれほど夢見たことでしょう。
    これが神さまのお引き合わせでなくて何なんでしょう。。。



    私はきっと山藤の精に呼ばれているのね^^  

    そう思いたくなるような、、、 去年と今年の出会いでした。



  
    



    貴婦人 と 花魁(おいらん)


    どちらの姿も美しすぎて涙が出ちゃう、、、


    幽玄山藤。    あなたは あなたは 何者なの???
 
    





    -----------------------------

    日常の中で私が自然に受け入れている音。


    ほとんど無意識に入ってきているけれど、
    それは天文学的な膨大な量なんでしょうね。

    でも、その中で、潜在意識にまで届いている音は極少ないのかも知れない。
    そんな気がします。

    
    もともと音が苦手な私は、昔から、無音・・・ という状態に強い憧れを持っていました。
    でも、、、 無音は、、、 ないのです。   脳裏にある音を消すことはできないのです。


    聴こえてしまう音、、、 それは、私には要らない情報。 ほとんどが雑音。
    要らないと思えば思うほど、、、 遮断しても遮断しても、、、 音は私を襲います。


    この、「雑音から開放されたい病」は、思いのほか厄介な病気。
    耳の病気ではなく、精神の病みたいなものですから治す術がありません。


    気にしすぎですよ。 気持ちを楽にすることですよ。
    もし、私が誰かに相談を受けたとしても、やっぱりそう言うしかないでしょう・・・




    いつの間にか身につくものなんですね。  苦肉の策の処世術。


    「毒は毒で消す。」   「音は音でしか消せない。」  そういうものだと知りました。




   
 --------------------------

    この魔音の記憶から開放されるために、必死で探し求めていた清らかな泉が湧く音、、、

    後から思うと、私の脳は、
    
「音は音でしか消せない。」 処世術を、ちゃんと駆使していたんですね。




    確かに記憶していたはずの音がない。。。 

    この時の感じはまさに、
    泥棒が手当たり次第に引き出しを引っ張り出しては貴重品を探しているような光景。


    記憶の引き出しをガサガサガサガサ探している私。  ない ない ない。 違う 違う 違う。


    朦朧とした意識の中で時間は過ぎ、何とかお洗濯が終わったのは午後4時すぎでした。 





    もう、仕事モードに切り替えなくては、、、

    ゆっくりシャワーをして
、、 ゆっくりおかゆを食べて、、、 少し休んで、、、
    それで2時間はかかるなぁーーー。


    そう思いながら、ゆるゆると準備し始めました。 
  




                                            つづく

 




                                          ページトップへ







2009/05/27

* 浄化された体が求めるものは・・・ -2- 幽玄山藤の精。

 
  
    -クリックで大きな画像がご覧いただけます。 きれいですよ^^-




    あぁ~~~ 会えた!!  


    夢にまで見た * 山 藤 * !!


    今年はもう半ばあきらめていたの。



    気になっていた場所には
    体調を崩す前の日に見に行ったのだけれど、
    まだ全部つぼみの状態で、3~4日後にもう一度来ようと思っていたの。


    そこはさすがにもう散っていて、たくさんの花びらが舞い落ちていて、、、
    あれから10日も経ってしまったんだもの、、、   もうダメ、、、 がっかり。




    もう少し奥ならまだ片鱗くらいは残っているかしら、、、
    そう思いながら未練にひかれて奥へ奥へ入って行ったの。


    しばらく行くと、午後の陽射しにふわっと紫の靄、、、


    病み上がりの私を待っていてくれたかのような   山藤シャワー シャワー!!
 
 


    ---------------------

    あたりは山藤一色。   紫の靄一色。   空気もうすむらさき・・・



    幽玄山藤・・・  山藤は神秘の花。
    この色。 この姿。 艶かしさに胸がときめきます。    心が迷います。



    もし病気にならなかったら、、、
    きっとここまで奥には入らなかった、、、



    この神秘を秘めた、、、 幻想的な、、、
    美しい姿の山藤に逢うこともなかったかも知れない、、、




    出会えるものと出会えないものの妙・・・  
 



    

    
    -5月25日 月曜日 午後4時 晴れ-

    -今年も会えた山藤の下にて。 会わせてくれた神様に 感謝 感謝のさちです。-
 







    --------------------------


    深い森の中、、、 泉の湧く音、、、


    それが 私にとっての    一番ピュアな音。



    その時の混乱した頭は、
    音という音を一切拒否していて、
    過去の記憶の中から、
    きれいに湧き出す泉の音を一生懸命探していました。




    違う、、、 これじゃない、、、 これでもない、、、   違う 違う 違う、、、


    もっと澄んだ音だったはず、、、
    もっときれいな音だったはず、、、   もっともっと、、、  優しい音だったはず、、、


    私の記憶の中に私の求めている音がない。


    絶対にあるはずなのに、、、
    あそこでもあそこでもあそこでも聴いているはず、、、  何百回も聴いていたはず、、、


    つい半月ほど前だって、あの山の中で、きれいな湧き水にあんなに感動したじゃない?


    あの音でいいの、、、
    あの音、、、 あの音、、、 、、、 、、、   あの音が、、、 ない、、、 なんて。





    あの音はどこへ行ってしまったんだろう・・・



                                                  つづく


 




                                                 ページトップへ







2009/05/26

* 浄化された体が求めるものは・・・ -1- 廃村にて。

  
  




    一ヶ月ほど前のこと。


    知り合いの家を訪ねたら留守だったので、
    少し時間を潰そうと思い裏の山道を車で登って行ってみました。


    上り口は緩やかだったのに、途中から相当な登り坂になり、
    しまった、、、と思った時には、もう大分上まで登りきっていました。


    私は下り坂のカーブが大の苦手、、、
    行きはよいよい、、、 帰りは怖い、、、 どきどきしながら進んで行きました。 
    
    
    着いたのはここから先には家がない山の中の廃村。 数軒の廃屋。
    こんな山の中に、かつてはこんな立派な家があったの??


    まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような不思議な気持ちでした。


    すずめのお宿か、、、 かぐや姫、、、
    腰の曲がったこぶとり爺さんが、杖をついて出て来そう、、、


    「ばあさんや、今日はいい天気じゃのう。 おやっ、誰か訪ねて来たようじゃよ。。。」




    このお話はいずれまたいたしますね。  今日はここまで・・・   -第一幕終わり-
    





    ------------------------------

    目は覚めたけれど体が動かない。


    カーテン越しに外を見るとピッカピカのいいお天気。
    何とか起き上がって洗濯機だけでも回したい。


    そう思いながらも動けず、ずるずる時間が経って、
    ようやく洗濯機を回し始めたのが11時すぎ。 
    3回は回さなくちゃ、、、 今日中にできるのかしら?  グタグダ、、、


    何か飲まなきゃ、、、 何か食べなきゃ、、、 夜は仕事に行く日、、、 グダグダ、、、
         
(パートの仕事はお休みがいっぱい。そんな日の夜は2~3時間別の仕事に行っています。) 


    
シャキッっとしなさい! もう峠はしっかり越えたんだから!! 病気は治ったの!!!




    何かを食べようと思うんだけど、
    すっかり吐ききって浄化された体は、水の臭いさえも生臭くて受け付けない。


    ほんの少しでも違和感のあるものは一切受け付けない。


    昨日、辛うじて食べられたのは、

      ・おかゆ・自分で漬けた梅・自分で作ったヨーグルト、
      ・
家の畑で採れたいちご・お見舞いにもらった桃の缶詰少し。


    体の中の毒(?)まですっかり吐き出すと、
    こんなにピュアなものしか受け付けなくなるのかしら、、、と思うくらい臭いがダメ。


    そして、、、  音がダメ、、、  ものすごくピュアな音しか受け付けない感じ。




    森の中に行きたい、、、 森の中に行きたい、、、 きれいな水の湧き出す音が聴きたい。 



                                                  つづく


 




                                                ページトップへ






2009/05/25

* 魔音 耳がこんなに濁っている・・・ -3-

  
  
    -クリックしていただくと大きな画像でご覧いただけます。-



    
北アルプスの常念山系に蝶ヶ岳(2677M)という山があります。

    その残雪の雪形は、南西の大空に向かって羽ばたく真っ白な蝶そのまま。



    安曇野からなら、誰がどこから見ても一目瞭然。
    大きなくっきりとした蝶の雪形は、本当に美しい自然の造形です。


    昨日の雨で、
    雪解けが進んだかも知れませんので、もうすぐ写真をアップできると思います。


    
「大水沢の滝」
    
その蝶ヶ岳の登山口に向かう途中にこの滝があります。 


    落差はこの写真の倍くらいでしょうか。
    新緑の中に絹の帯を垂らしたような、とても優雅な姿の滝です。


    ここまで登ると、蝶ヶ岳は目の前。
    山肌・岩肌が黒々とつややかに私を誘っているのでした。     





    
-----------------------------
    
    私は、神秘体験ということをほとんどしたことがありません。
    霊の存在も信じなくはないけれど、私自身は一度も体感したことはありません。


    でも、眉つば、、、 というほど冷めて見られないのは、
    過去に二度体験した金縛りの状態、、、 それがあるからなのだろうと思っています。


    霊ってホントに見える人には見えるものなのかなぁ~~~ 
    本当にそんなだったら、私なら怖くて生きて行かれないなぁ~~~  そんな感じです。

    
    そんな私が、5月19日の夜、あんな体験をしたのですから、
    自分でもどこまでが本当なのか実はよくわかっていないのです。


    ただ、あった事実をあったままに書き留めてみようと思いました。
    もしかしたら、どこかで夢とごちゃごちゃになってしまっているのかも知れません。




    -----------------------------

    はじめ静かに心地よく聴こえていた青柳さんの歌で覚えているのは、

    「信濃の友」「いわかがみの歌」。 
(歌詞とこの歌への私の気持ちもお読みいただけるとうれしいです。)

    その二曲が繰り返し繰り返し流れていました。



        
 ♪ 緑が淡く野に萌えて 残雪白き山肌を
              友よ登らん 信濃の山に 
友よ忘れじ 信濃の山を


         
♪山には山の詩があり 花には花の夢がある
              面影うつすいわかがみ ひそかに咲いて誰を待つ




    具合が悪くなったのがあまりにも突然だったので、
    実は私、、、 あれから一度もこのCDを聴いていませんでした。


    というより、襲ってくる嘔吐の苦しさで、存在自体を思い出す余裕もありませんでした。
    体中の力が抜けてしまって動くことすらままならないような状態でしたから。


    そして、5月19日の夜。


    おかゆも食べられた! 
    採りたてを届けてもらった朝取りのいちごも食べられた!
    ヨーグルトも、桃の缶詰も食べられた!
    だから、明日の朝は爽快な気分で目が覚めるはず!!!


 
   
    「青柳さん、お願い!! 今はいいの! 今はいいの! 今はいらないんです!!」

    割れそうな頭で必死に振り払っていた悪魔の教会に響き渡るような魔音は、
    もう青柳さんの歌声でもなく誰かの声でもなく、
    ただ壁を反響し合う魔の音、地に引きづり込まれるような魔の音になっていました。


    あぁーーー 青柳さんの歌、怖くてもう聴けなくなってしまうかも知れない、、、
    そんな気持ちが湧いてきて、とてもとても暗い気持ちでした。 


    ただの夢であってほしい。 朝になったらカラッと忘れていてほしい。 
    夢とも正気ともつかない混乱した頭でそんなことばかり思っていました。




    あの音、、 大きくなったり遠のいたりしながら、だんだん近づいて来たあの音、
    轟き渡る雷のようでもあり、吹き荒ぶ嵐のようでもあり、打ち寄せる激しい高波のようでもあり、、、、、


    そんな音が悪魔の教会の壁に反響しているような恐怖を覚える音でした。


    そんな時間が何時間続いたのか、いつの間にか眠ってしまったらしく気づいたら朝でした。



    体は重く、顔はむくんで、目がうまく開けられないほど、ぐったりで迎えた朝でした。
    水が飲みたい、、  テーブルの上にある水に手が届かない、、、、、


    あぁ~~~~~   また点滴、、、  か、、、、、




    5月20日(水) とりあえず、シフト通りで今日はお休み。


    ブログの更新も  ・・・途絶えてる。
    今日はやりたいことがいっぱいあるのに。


    いいお天気だから山のようなお洗濯したいのに、、、  大掃除もしたいのに、、、
    第一お風呂に入らなきゃ垢で死んじゃう、、、

    庭はどうなっているのか、、、
    裏庭猫ちゃんは大丈夫かしら、、、 山藤が咲き終わってしまうーーー。  
 


                                             つづく
 






                                           ページトップへ








2009/05/24

* 魔音 耳がこんなに濁っている・・・ -2-

  
  
     -クリックしていただくと大きな画像でご覧いただけます。



    わやか信州のポスターにしたいような急峻な川の流れ。


    北アルプスの雪解け水が
    水しぶきを上げながらとうとうと流れ下って5月の安曇野を潤します。

    大きな葉のダンコウバイがさわやかさを一層引き立ててくれているようです。
    春一番に黄色の花を咲かせるダンコウバイ、私も大好きな樹です。

    この写真ももう10日ほど前に撮った写真なのですが、
    こうして見ていると、この川の流れに体ごと呑みこまれてしまいそうになります。 
 





    --------------------------

    このさわやかな五月の信州の空の下で、
    あの夜、私の体に起こっていたのはいったい何だったのでしょう。


    5月19日(火)

    その日、脱水症状で衰弱しきった体は点滴を求めていましたが、
    ほんの少しおかゆを口にしはじめて、
    お水も飲めるようになりつつあった私は、病院に行かずに仕事に行きました。

    勿論仕事になるはずもないことは判っていたのですが、
    連休後のシフトはとても調整し難く、
    たまたまその日もあまり忙しくはなかったので何とかなるだろうと思っていました。

    パートの仕事は平日はいつも二人、
    相手の人に少し甘えさせてもらったりしながら何とか勤めることができました。

    忙しい日だったらとてもそうは行きませんが、
    ちょっと余裕がある時は、こういうことができてしまうような優しい人たちがいる会社なのです。

    帰りは病院へ直行・・・ でしたけれど・・・
    
    ここで無理しちゃダメってわかっていながらやっちゃう私。 いつもそうだーーー。



    その日の夜はおかゆも食べられたし、ヨーグルトも食べられたし、もう大丈夫。
    回復に向かっている実感があり、明日の朝はきっと爽快~~~ と思って床につきました。

    何時ごろだったのか覚えがないのですが、頭の中で青柳さんの歌が静かに聴こえはじめました。
    夢なのかなぁ~~~ もう朝なのかなぁ~~~ と思いながら心地よい歌声に浸っていました。

    その歌声はだんだん大きくなり、響きが増して頭の中で反響しはじめ・・・
    そのうちに、まるで悪魔の教会の中で響き渡る魔音のように私を襲い始めました。

    「青柳さん、お願い!! 今はいいの! 今はいいの! 今はいらないんです!!」
    必死で振り払いながら七転八倒、もう頭が割れそうでした。


                                                 つづく




                                               ページトップへ

    



2009/05/23

* 魔音 耳がこんなに濁っている・・・ -1-

  
  




    こんなにきれいな純白のつつじ。
    体調を崩す前に撮った写真です。  なんてさわやかなんでしょう。


    あのかわいいピンクのつつじと同じ場所に咲いていました。
    ピンクのつつじの方が少し花期が早いみたいです。


    このさわやかな五月の信州の空の下で、私は何をしていたんでしょう。
    もうほんとにバカですね。  つける薬もありません。





    --------------------------


    実は、先日の日記・・・  その後のさち・・ は・・ 削除しようと思っていました。





                                         
..... が、、、


    記録を残す習慣がない私。

    ここ一週間に私の中で起こっていたことを
    とりあえず書き留めておきたいと思い残しておくことにしました。

    カウンセリングだと思ってお付き合いいただけるとうれしいです。
    こんな重たいブログ・・ 嫌い・・ でしたら・・ ごめんなさい。  つける薬もないさちですので・・・





    -------------------------


    今、書いておかなければ、記憶はすぐに薄らいでしまう。
    本当にあったことなのかどうなのか、自分でもわからなくなってしまう。


    5月19日(火)の夜一晩中悩まされた悪魔の教会に響き渡るような魔音。
    5月20日(水)午後4~5時に起こったこと。
    5月20日(水)午後10時・・・  耳がこんなに濁っている・・・



                                          つづく 
    







                                        ページトップへ





2009/05/16

* 青柳常夫さんの山の歌を抱いて・・ その後のさち -2-

    
  



    「出会えるもの と 出会えないもの」 の 妙・・・



    
生涯に人はどれだけのものに出会うものなのだろう。



    身の回りから  外部の情報から  目から耳から・・・
    関心を持つものから   拒否するものから・・・


    着るもの、食べるものから、雨や風や雪や雲・・・ ・・・ ・・・ ・・・
    そして、数え切れない袖触れ合う人たち・・・ ・・・ ・・・ ・・・


    森羅万象・・・ ありとあらゆるものの中で・・・ この私が出会うもの・・・ 
    たったひとりの私に・・・ 星の数にも劣らないほどの出会いがあったはず・・・


    そのひとつひとつに育まれて私はここにいるはずなのに、
    その中のどこにも、、、 やすらぎを感じることができない。


    大事に思われて育てられたはずなのに、
    やすらぎ・・・ 贅沢すぎて・・・ 私には手の届かない遠いところにあるもののよう。




    ここにはあるかしら・・・ 今度こそ・・・     近づけば・・・   遠ざかる・・・



    これが私の病、と思えば少しは気が楽^^  自閉症・・・  多重人格・・・  っぽい人^^


    
    お医者さまに判る訳がない。
  カウンセリングも信じられない。
    どっぷり宗教に浸かれたらどんなにか幸せだろうと思ったことも。


    どんなに もがいても もがいても 出会えないものがある。





    「出会えるもの と 出会えないもの」 の 妙・・・  



    このことを実感して、 
    私は、 ずい分若いうちから、 救いを求めることをあきらめました。



    人生を・・・ はかないものと受け止めれば・・・ とりあえず生きていられる・・・





    「前を向いて生きる」・・・ いつも身体の表面をするする滑りおちるだけの言葉でした。  






    

           





    
やすらぎ・・・  この世のどこかに・・・  本当にあるものなのかしら???


    求めてはいけない・・・  突き詰めてはいけない・・・  そんなものなのかしら???



 


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2009/05/15

* 青柳常夫さんの山の歌を抱いて・・ その後のさち -1-

      
      

  
        
    あれはまだ何も花が咲かないころ・・・
    このブログを立ち上げたばかりのころ・・・
     
    お顔もよく知らない青柳常夫さんのことを
毎日毎日書き連ねていました。
    ついこの間のことなのに、ずい分 時が経ったような気がします。

    青柳常夫さんのことは、二月~三月の日記で書き尽くしてしまった感じです。

    
もともと青柳常夫さんについては・・・
    
歌以外のことは何も知らないのですから書き続けられるはずがありません^^




    ただ、
    このすばらしい歌声を、
    何とか大勢の方に知っていただきたい  その一心でした。

    私はと言えば、
    あの頃と何も変わらずただひたすらに、
    晴れても降っても家でも外でも青柳常夫さんの歌を聴きつづけています。





    憧れている人には近づかない   さち^^  
 (近づけない^^)

    この歌から感じるものがすべて   それが好き^^  




    でも、この間に青柳常夫さんのこともほんの少しは知るようになりました。
    現在のお顔やお声も最近になって知りました。



    ひとりの天才的な歌い手さんの素晴らしい歌に出会って半年余り・・・
    私はその中から多くのことを学ばせていただいたような気がします。




    今考えてみても不思議。
    あんな劇的な出会いってあるものかしら   一瞬ですべてを・・・



    何と言ったらいいのか、   もしかしたら、、、  私はすべてを失ったのかも知れない。
    閉じたままの心が好きだったのに、  そんな私で良かったはずなのに。



    私の心は、 私のかたくなな意志に反して開きたがっていたのかも知れない。
    開きたくて開きたくて・・・ 重い扉に手をかけてくれる何かを待ち望んでいたのかも知れない。





    私は、生まれてはじめて、

    「前を向いて生きる」・・・ ということを深く感じさせていただいています。


    「前を向いて生きる」・・・ 言葉にしたら たったこれだけのこと。
    たったこれだけの当たり前なことにたどり着くまでに何十年かかったことか。






    「前を向いて生きる」・・・ いつでもどこにでも転がっている言葉。

    その言葉は、   かつて一度も・・・ 私の胸の奥を揺することのなかった言葉でした。




    あの一瞬の出会いが・・・

    秋でなかったら・・・ あの場所でなかったら・・・   思えば思うほど・・・  不思議。   








    
青柳常夫さんの山の歌を抱いて・・・







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2009/05/14

* 壮観!! 穂高神社「大遷宮祭」 と 「日本一の人形祭り」 -2-

  
  
  
   -竹取物語- かぐや姫 月に帰る。


    八月、 十五夜 、月が昇ると、
    かぐや姫を守っていた警護の武士たちは眩い光に目がくらんでしまいます。
    その中に現れた月からの使者に迎えられ、かぐや姫は泣く泣く月に帰って行きました。

    おじいさんとおばあさんの表情は、悲しみを内に秘めて、
    大切に育てたひとり娘をお嫁に出すような複雑な心境そのもの。

    嘆き悲しむ村人の姿・・・
    月からお迎えの使者のちょっと冷たい美しさ・・・


    かぐや姫のお話のクライマックスのシーンが、
    すばらしい想像力を駆使して、この舞台に再現されています。








   
     
   -魏石ぎしき 八面大王の伝説 鬼退治の場-

  
   将軍 坂上田村麻呂に成敗される八面大王・・・  鬼賊、、、悪人説。


     
  
   全国統一を目指す中央政権に敢然と立ち向かう八面大王・・・  首領、、、善人説。




   伝説でもあり、民話でもあり、史実であるとも云われる 「魏石 八面大王」。
   諸説飛び交うこのお話は、安曇野で最も親しまれている伝説です。


   権力側から見れば、
   首領としてその地を治め、重税に苦しむ住民を守ろうとする者は、悪人・・・
   民衆の側から見れば、自分たちを守ってくれる信頼のおける首領は、救世主・・・ 



   どちらの顔を持っていたとしても、
「八面大王」 は、いつの時代も安曇野一の英雄でした。


   お話として面白いのは、
   やっぱり、鬼を退治するという、絵になりやすい設定の方なんでしょうね。


   それはともかく、、、
   この舞台のお人形は本当に素晴らしく、たっぷり楽しませていただきました。





   実は、「魏石 八面大王」 が、
   実在の人物だったのだろうと言われているのには根拠があるのです。


   安曇野のあちこちや
   松本市に点在する地名がその事実を物語っているといわれています。


   大王の魔力があまりにも強力だったために、
   将軍は、大王が蘇ることを恐れ、
   遺体をバラバラにしてそれぞれ別の場所に埋めたというのです。


   その首を埋めたのが松本の 「首塚」
   足を埋めたのが有明の 「立足
たてあし」  耳は有明の 「耳塚」。 
   




   「魏石 八面大王」 のことは、検索にもたくさん載っています。
   もっと詳しく知りたい方は、調べてみるとおもしろいと思います。



   「穂高神社 大遷宮祭」 と 「穂高人形まつり」・・・
   ご紹介しきれない舞台がまだまだたくさんあります。 


   お祭りは、5月17日(日)まで開催されています。 
   機会がありましたらぜひ・・・  次回は20年後になりますので^^


   でも・・・
   七年に一度の 「
遷宮祭」 も 「人形まつり」 は 同じ規模で行われますので ぜひ^^




   このお人形たちをもっと見たい方は、こちらの穂高神社HPでお楽しみくださいませ。  

   
  




   

   -お祭り好きの太閤秀吉が広めた醍醐の花見- とっても美しいお人形です。 






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