初冠雪の白馬岳・・・
10月9日、、、
三度目の正直、、 なるか、、、
あの艶かしさを秘めた真っ白な岩肌をもっともっと間近で見たい。
雪に閉ざされる季節を思ってか
草紅葉に彩られたその岩肌は哀しげなほど美しかった。 つい二週間前。
もう寒くなっているだろうな、、
と 思ってはいたけれど
身支度を整えているうちにわずかに青空がのぞいて陽が射してきた。
濃い霧がぐんぐん上がってゆく。 思ったほどには寒くない。
駐車場のおじさんが言う。
「だいじょーーー だいじょーーー 晴れるワ。」
つられて私も、、、 「だよね だよね 晴れるよねーーー」
「山 雪だじ。 寒いで早くけえってきましょ。」
「・・・ 雪? ほんとに雪なの?? おじさん。」
「初冠雪だでね。 オラも朝見たいね。 朝はよく晴れてたでね。」
「・・・ そうなんだーーー。 あたしたちラッキーなんだね。」
雪・・・ 雪・・・
そうかーーー 雪かーーー でも頂上だけでしょ きっと、、、
だったら余計にきれいに見えるはず はず はず。 期待は膨らむ。。。
山は・・・ 八方尾根は・・・ 行けども行けども流れる霧の中。
一瞬たち込め消えてゆく・・・
あの岩肌見えるかな・・・
うーん 見えない・・・ すぐ目の前にあるのになーーーー
色を失った草原・・・
まだわずかに残る草紅葉の中に可愛らしい花が・・・ 実が・・・
風にゆれて・・・
ああ なんて いじらしい・・・ いとおしい・・・
(つづく
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